柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

2008-01-01から1年間の記事一覧

「あかりを灯していなさい」 ルカ12:35-40

今年最後の礼拝となりました。限られた時間の中に置かれているわたしたちは、今とても気ぜわし思いに支配されています。 ところで、新約聖書の記者たちは、「時」と言うものについて、何を知っていたのでしょうかそしてわたしたちは、「時」について何を知っ…

「キリストの豊かさ」ルカ2章11-12節、第2コリント8章9節

クリスマスおめでとうございます。クリスマスとはどんな意味でしょうか。ごちそうを食べて過ごしたり、プレゼントをもらうだけの日でもありません。クリスマスは、「キリスト祭り」キリストをほめたたえる、感謝するときです。 それはローマ時代に始まりまし…

「平和の神が共にいる」 ピリピ書4章4-9節

多くの人たちが、今の状態が変わることを願っていると思います。聖書は私たちに生き方が新しく変えられることを語っています。その鍵はイエス・キリストを信じることにより、心が変わり、生き方も変わり人生も大きく変わります。その具体的なことがここに出…

「罪からの救い」  イザヤ書59章12-20節

12月25日はキリストの誕生日、クリスマスです。その前を、教会のカレンダーでは、待降節と言っています。キリストが来られるのを待ち望む時という意味です。キリストを信じることの一番すばらしいことは何でしょうか。それは私たちが「罪から救われる」とい…

「希望と信頼を持って」マルコの福音書13章28-37節

きょうからクリスマスを迎えるまでを「待降節」と呼び、歴史とは何かと言うことを思い巡らすときです。そして<世界の歴史は待望の歴史である>言うのが聖書の主張です。旧約聖書は、メシヤの到来を待ち望む歴史が記され、新約聖書は、再臨の主を待ち望むよ…

「揺るがない土台を持つ」マタイの福音書16章13-20節

少年時代を過ごした懐かしい柏原教会に御招きいただいてありがとうございます。この聖書箇所も教会学校時代に良く聞き、覚えたところです。 最近どこの町でも目に付くのは、リサイクルショップ、100円ショップ、パチンコ屋、飲み屋・スナックではないでし…

「救いの力」 ローマ人への手紙1章16-17節

ローマ人への手紙はローマにいるクリスチャンに宛てて書かれた手紙です。「すべての道はローマに通ず」と言われるようにローマはその当時世界の中心地でした。いわば地の果ての辺境地で始まったキリスト教の信仰ははそこにも伝えられ、さらには8節にあるよう…

「幸せをつかむ」 創世記32章22-30節

ここにヤコブという人が出てきます。彼はよいことをした人立派な人というよりも、どちらかといえば利己的で、自分の利益しか考えないような人でした。その彼が「幸せをつかんだ」のです。私たちも、この世にあって幸せになりたいと思います。どうすれば幸せ…

「復活のきぼう」 ヨハネの福音書11章17-27節

イエス様が親しくしていた3人兄弟の弟ラザロが危篤状態になりました。その知らせが来たときにイエス様は意外なことを言われました。ヨハネの福音書11章4節「死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです」と言われました。そこには神を信じるこ…

「主よ、お言葉を下さい」ルカの福音書7章1-10節

聖書の中には、人が癒されることがでています。特にルカの福音書にはよくでてきます。この福音書を書いたルカは医者であり医学の知識も持ち合わせ、論理的に考える人でした。しかし、それでもイエス様の奇跡の業を認め、信じた人です。ここにローマ人の百人…

「心の一新」 ローマ人への手紙12章1-2節

ローマ書12章1節に「…ささげなさい。…礼拝です。」と言葉がありますが、献身と礼拝について語られているとことです。 1.礼拝の大切さ 私たちは教会に来て人と会います。そしてもう一つ、神との出会いがあります。ほとんどの人は、人の出会いを大切にします…

「まことの安息」マタイの福音書11章28-30節

「まことの安息」という題でお話しします。日曜日は休みの日です。実は、これは聖書に起源があるのです。もとは土曜日が休みでした。それは、聖書の創世記を見ると神様は6日かけて全てのものを創造され、七日目に全ての働きを止められて、聖なる日とされまし…

「誰でも救われる」ローマ人への手紙10章9-13節

今日の聖書の箇所13節に、「だれでも救われる」とあります。それは永遠の滅びから、死から救われることを言っているのです。そして「だれでも」とありますように、人種性別を問わず、老若男女だれでもが救われるのです。神様は差別したり、えこひいきをされ…

「神から頂いた人生」 第1コリント4章1-13節

コリント人への手紙を読むとき、常に心に留めるべきことは、これが教会に宛てて書かれたものであると言うことです。伝道者も信徒も、謙虚にこの手紙から学ばなければならないと心するのです。 この箇所は、一見、難しく理解しがたいところです。 ところで新…

「最も大切なもの」 マタイの福音書16章26節

マタイ16章26節の言葉は、聖書の中でも有名な言葉の一つです。 当時権力を振るっていた、パリサイ人サドカイ人といった人たちが、イエス様の所に来て、救い主であるならその証拠を見せてくれと言ってきました。イエス様にそのように言ってきたのは、彼ら…

「内なる力」   第2コリント4章7-18節

9月15日敬老の日の祝日です。日本人の平均寿命は女性が86歳男性79歳で日本は長寿大国です。長生きできるのは感謝ですが、人間はある程度ピークが過ぎると体力や、気力が弱ってきます。老化現象というのがあります。しかし、幸いなことに神様は私たちに新しい…

「愛の現れ」  ローマ5章6-11節

9月最初の日曜日は、振起日礼拝と言っていました。実りの秋に向かって私たちも豊かにさせていただきたい、様々なこの世の現実から信仰をもって立ち上がらせて頂きたい。その願いを持ちつつ主を礼拝しましょう。 今日は愛の現れと題してお話しします。それは8…

「神との平和」 ローマ人への手紙5章1-5節

8月と言えば、私は広島長崎の原爆ことや終戦記念日を思い出します。今年に限れば、北京オリンピックの話題が多かったように思います。 水泳の北島選手の活躍もありましたが、ソフトボールと野球の結果が対照的でした。優勝は無理だと思われていたソフトボー…

「主が来られるまで」第1コリント4章1-5節

今日のテーマは「主が来られるまで」です。わたしたちは、毎週主日に礼拝を守っています。これは主の復活を記念しているわけですが、同時に、再び来てくださる主を待ち望んでのことで、礼拝は、信仰による希望を表しているとも言えます。 初代教会の礼拝は、…

「栄光の冠」 第2テモテ4章1-8節

本日は日本ミッションの伝道者であられた豊田龍彦先生の召天35周年記念の礼拝とさせて頂きました。豊田先生が柏原市東にあります高尾山山頂で祈りの内に召されて35年になります。当時のことを偲び、黙想する中に「神のみことばをあなたがたに話した指導者た…

「幸福の秘訣」   詩篇1篇1-6節

今週金曜日は8月15日終戦記念日です。戦争が終わってから63年になりますが、それでもこの世からは戦争はなくなっていません。 なぜ戦争が起きるのか、その原因は聖書をみると明らかになります。人はあのエデンの園で、食べてはならない木の実を食べて神…

「渇くことのない水」  ヨハネ4章6-18節

私たちの身体には水が必要です。それと共に、私たちの生活、生命を潤す、たましいの水も必要です。イエス・キリストは、渇くことのない命の水を与えると言われました。サマリヤ人の女の人は、その水を得ることができ、喜びの人生へと変えられました。私たち…

「和解の福音」第2コリント5章17-21節

今日は柏原教会が設立されて、76年目を迎えます。昨年は75周年節目の年であり、時代と共に変わるものもありますが、私たちに語られている救いの言葉、福音は変わることがありません。柏原教会はドローシー・ホーア先生によって始められました。英国の貴族の…

「倒れても大丈夫」 マタイ7章24-27節

岩の上に家を建てる聖書の中でも有名な話です。この話には一つの背景があります。マタイの福音書4章23節を見ますと、イエスさまはイスラエルの北にあるガリラヤ地方を行き巡って、色んな病気の人を全ていやされました。そのうわさが広まり、群衆が押し寄…

「弱さの中の強さ」    第2コリント12章1-10節

「弱さの中の強さ」 、それはいったい何でしょうか。弱さと強さは相反するものですし、この世では強いことはいいことで、弱いものはダメだと思われています。が、聖書の世界では、それは相反しません。むしろ、聖書の真理が解ると、弱さの中に本当の強さを発…

「永遠の命を得るために」ルカの福音書10章25-37節

ここには有名な善きサマリヤ人の話が出てきます。それはイエス様が“永遠の命を得るためにはどうすれば良いか”ということに、答えるためでした。永遠の命は、洋の東西を問わず、今も昔も人間が追い求めているものです。永遠の命をどのようにして得られるのか…

「主の恵みの年を数えて」 詩篇90篇

詩篇は「祈りの書」であると言われます。事実、今日味わう90篇の表題は「神の人モーセの祈り」と書かれています。祈りとは霊的な呼吸です。私たちは意識しているといないとに関わらずに呼吸をします。呼吸がなければ生きていくことはできません。それと同…

「隠された救いの知恵(13)」  第1コリント3:18-23

きょう学ぼうとしている聖書の箇所は、理解するのに困難な箇所の一つと言うことが出来るでしょう。この手紙は、神の愚かさと人間の賢さとを、しばしば取り上げています。そして、人間の賢さによってではなく、神の愚かさ、すなわち十字架によって救われるこ…

「信仰の力」 第1ペテロ2:18-25

6月第三の日曜日は父の日です。お父さんにプレゼントされた方もあるでしょう。喜ばれることをするのは、感謝なことです。聖書に「横暴な主人に対しても従いなさい」とあります。ある方は「それは難しい、自分にはできない。」と言われました。おそらく、自分…

「与える幸い」 ルカの福音書6:31-38  

今日、6月第二日曜は花の日です。今から約150年前1856年アメリカマサチューセッツ州のメソジスト教会で子どもの日として始まりました。それは子どもを神のもとにこさせ、神様の祝福をいただいて、子どもを躾ける大切な時としました。その後1870年にマサチューセッツ州の教会…