柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「平和の神が共にいる」 ピリピ書4章4-9節

多くの人たちが、今の状態が変わることを願っていると思います。聖書は私たちに生き方が新しく変えられることを語っています。その鍵はイエス・キリストを信じることにより、心が変わり、生き方も変わり人生も大きく変わります。その具体的なことがここに出てきます。


1.願い事を神に知ってもらう

それは、神に祈ることです。6節を見ますと「思い煩わないで、祈りと願いによって神に知っていただきなさい」とパウロはいっています。イエス様もマタイ6:31以降をみると「何を食べるか、飲むか、着るか、心配するのはやめなさい」「明日のための心配は無用です」「神の国と神の義を第一に求めなさい」そういわれたのです。私たちはあまりにも、そんなに大事でもないことに捕らわれたり、振り回されているのではないかと思います。私も忙しい忙しいと思う中に、何のために忙しいのかとふと思うことがあります。忙しいとは、心が亡ぶとよく言われます。まさにその通りです。いったい何のために忙しいのかわからなくなる、自分を見失ってしまっているのではないでしょうか。私たち人間には心落ち着かせて、神の御声を聞くときが必要です。心も体も休まなければなりません。慌ててやってしまうところに失敗が起こり、また悩むこともあり、それをすぐに人のせいにしてしまうのです。そして人間関係のトラブルが発生します。
ピリピの教会でも問題があったようです。2節には人の名前が出てきます。女性の名前です。問題は「一致できなかった」ことです。罪とまでは行かなくても、すっきりしない、もやもやとしたものがあったのです。それが全体にも影響を与えるピリピの教会の問題だったのではないでしょうか。
問題の解決は当事者だけのことではなく、3節を見ると「あなたにも頼みます」とパウロは言っています。協力者とは、くびきを負うものと言う意味です。キリストの体である教会は一緒に重荷を負ってものです。私たちの心は離れていません。キリストにあってともに重荷を負うものなのです。その解決が、祈りにあります。だから私たちは祈らなければならいのです。祈りが必要です。
祈るのは苦しいときだけでありません。6節にはあらゆる場合とあります。そして感謝をもってささげる祈りです。祈りは神様との緊急電話、ホットラインです。私たちにも神様のホットラインがあるのです。この世は、いつどんなことがあるかわかりません。いつも神様につながって、重荷をゆだねるようにしたいと思います。


2.神の平安があなたを守る

もし私たちが、ホットラインで祈りで、真の神様とつながっていたらどうなるでしょうか。その回答は7節にあります。神の平安が、心と思いを守ってくれると約束されています。それは何時でも、何処でもどんな時にも、平安が与えられることです。あなたが平安を保つ必要はありません。神の平安があなたを守って下さるのです。それが聖書の約束です。私たちのすべきことはただ、キリストを信じることです。キリストにお任せすることです。そうすればキリストがあなたを守って下さいます。
今はクリスマスのときです。世間は騒がしいです。でも、キリストが共におられれば、平安です。安心して日を過ごすことができます。十字架にかかり、よみがえられたキリストは、今も私たちを助けて下さいます。
聖書の言葉を聞き、それをやってみよう、信じてみようと思うときに、平和の神キリストがあなたと共にいて助けて下さいます。


                            (説教者:柏原教会牧師 西本耕一)