柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「すばらしい救い主」イザヤ9章1‐7節

  クリスマスおめでとうございます。共にクリスマスの礼拝を献げることができ感謝です。クリスマスは世界中でお祝いされます。なぜなら、イエス・キリストは私たちをすべての悩みや苦しみから救って下さる方です。いまから2700年以上前にイザヤは救い主の誕生を預言しました。特にここでは、救い主はどのような方であるのかを知らせています。

1,すばらしい救い主
 6節に四つの名前が出て来ますが、イエス・キリストはその名前の通りの方です。


①不思議な助言者、英語ではワンダフル・カウンセラーとなっています。私たちはキリストのカウンセリングを受けることができます。それは、キリストに話をすることです。キリストに話をするのはお祈りをすることです。キリストは「すべて重荷を負って苦労している人は、私のもとに来なさい。あなた方を休ませてあげます」と約束しておられます。是非、お祈りして下さい。そうするなら、心の重荷は解決出来るのです。助言者とありますが、議員という意味があります。代議士にお願いしたら、道がよくなったと聞いたことがありますが、イエス様は聞かれるだけでなく、実行して下さる方なのです。


②力ある神、英語ではオールマイティ・ゴッドです。何でもできる、そして力があり、敵をやっつけられる。1節に、ゼブルンやナフタリと北イスラエルの地名が出ています。そしてガリラヤ、異邦人の地とあり、イスラエルの人たちにとっては暗いイメージがあります。神様は、敵の虐げに対しても、戦って下さり勝利を与えて下さるのです。ヒゼキヤが王であった時、エルサレムアッシリアの大軍に取り囲まれました。しかし、ヒゼキヤ王は衣を裂き、灰をかぶって神様に祈ったとき、何と18万以上の大軍は一夜にして滅ぼされ、敗走したのです。それは力ある神が、戦って下さり勝利を与えて下さったのです。
 私たちも様々な困難・苦しみが立ちはだかっても力ある神は打ち破り勝利を与えて下さいます。


③永遠の父、父の存在は、ユダヤ人にとっては大切です。子を養い育ててくれる、父の存在は子どもにとって大切です。ルカ15章に出てくる放蕩息子も、父親がずっと待っていてくれて、彼を受け入れてくれたことによって、すべての過ちは赦されて、子としての資格が与えられたのです。まことの救い主はまさに、永遠の父であり、私たちをいつでも受け入れ、養って下さる方なのです。


④平和の君、平和を与えて下さる方です。日本は平和ですが、不安がいっぱいです。自然災害や、国際情勢もこれから一体どうなるのだろうかと、私たちは将来に対して恐れを感じるものです。
 しかし、心配いりません。救い主は私たちに平安を与えて下さいます。キリストは、「わたしが与える平安はこの世が与えるものと異なる」と言われました。たとえどのようなことが起ころうとも、キリストの平安は揺るぎがありません。その平安を心に満たしていただくためにはどうすれば良いのでしょうか。

2,心の王座にお迎えする
 7節に、主権、王座という言葉が出ています。今年、日本では新しい天皇の即位がありました。年号が変わりました。実は、私たちの心も変わることができます。それは、自分の心の王座をキリストに明け渡すことです。そうするならば、キリストは心の王座に着いてくださり、平和の君が治めて下さり、心は穏やかになるのです。そしてキリストが私たちに、揺るぎない平安の人生プランを立てて下さり、船の船長宜しく、荒波の航海をも乗り越えて下さり、御国へと導いて下さるのです。この方を心の中にお迎えして、本当の平安そして喜びを与えていただく者とさせていただきましょう。

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)