柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「キリストの良い奉仕者」1テモテ4章6-10節

私たちの生活には、伝統や文化といった優れたものがありますが、一方では迷信があり心の自由を奪うものもあります。そのようなものにとらわれないためにパウロはテモテに勧めています。


1,御言葉に養われる

当時は、食べて良いもの悪いものがあったようです。偶像に備えられたものは食べてもいいのか。それは、神が造られたという信仰によって感謝していただくことが出来ました。捨てる必要はなかったのです。その信仰はどこから来るのでしょうか。聖書のみことばです。私たちの心は、神の御言葉―聖書によって養われるのです。
その御言葉によって養われ、神が喜ばれること、神が正しいとされることを教えるのが、キリストの立派な奉仕者であるとパウロはテモテに語りました。今日でも同じです。私たちは、聖書を通して神の御心をしり、そして養われ―心が強められて自分だけでなく、人に語って実践するならイエス様に喜ばれるものとなるのです。私たちはこのことを心がけて、実践するものとなりたいと思います。


2,敬虔を鍛錬する

そして、人に言う前に自分自身が実際に取り組むことが大切です。7節に「敬虔のために自分を鍛錬しなさい」とありますが、運動選手も必ず試合する前には練習をします。むしろ、練習がすべてであるといっても過言ではないと思います。
信仰も、そのように鍛錬が必要であるとパウロは勧めています。信仰はどのようにして鍛錬できるのでしょうか。それは、神の御言葉と祈りです。毎日、生活の中で聖書を読み、そして祈ることです。それが魂の鍛錬になるのです。
今私たちは、聖書を魂の糧としてそれを学び、自分の信仰として受けとめることが出来るのです。そして神に求める祈りによって、困難に勝利してきたのです。私たちも、信仰の鍛錬をするなら魂は強められて苦しみに打ち勝つことが出来るのです。


3,生ける神に望みを置く

クリスチャンの希望は失望に終わることはありません。なぜなら神様の計画を知って、神に従うことが出来るからです。神様は約束されたことは必ず行われます。私たちは今、出エジプト記を早天で学んでいますが、困難な中をモーセイスラエルの民が進んでいっているのです。それはまた、私たちも同じです。幸いなことに、私たちにはイエス・キリストがおられます。死んでよみがえられた、死に打ち勝たれた方がおられるのです。この方がおられるなら私たちは恐れません。心に勝利が与えられるからです。すでに世に勝たれたキリストが共におられるのです。


(宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)