柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「神様のプレゼント」ローマ6章23節

4月に緊急事態宣言が出て、自粛要請があり不自由な生活を過ごしてきましたが、解除され以前の生活に戻りつつあると思います。しかし、これでウイルス感染がなくなった訳ではありません。今少しは収まっているかもしれませんが、油断するとまた増加する可能性はあります。 私たちは油断せず、正しく恐れて対応する必要があります。
このことはある意味、聖書に出て来る「罪の問題」と似ているところがあるかもしれま
せん。コロナウイルスの危険性は、死に至ることもあると言うことです。コロナウイルスに対する予防や医療、ワクチンは必要なことですが、最大の問題は「死」の解決ではないでしょうか。聖書には、死に対する答えがあります。

1,罪とはなにか
聖書は、死の原因は「罪」であると言っています。罪と言ってもこの世の犯罪のことで
はありません。聖書が言っている罪とは、神様に対して犯す罪のことです。神様と言っても、あちこちにある八百万の神ではありません 。聖書の初めに出て来る、天地創造の神、人をも創られた神様です。
よく言われるのが、神には 2 種類ある。人を創った神と人が作った神です。人が作った
神は、聖書では偶像と出ています。木で作ったものや、石や金銀で作った偶像があります。しかし、聖書の神は、人間を造った神様です。ですから、聖書の神様は人間より遙かにまさった方です。人間の問題を全部解決することのできる方です。
人間は何のために造られたのか、愛されるために造られたのです。しかし人間は神様に
そむき、離れて行ってしまったのです。それが罪の始まりでした。ですから私たちはなかなかまことの神様に従うことができない。反発する、逆らってしまう心があります。
そんな私たちを救うために、神様はひとり子イエス・キリストを救い主として遣わされました。

2,救いとは何か
エス・キリストは「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われました。そして、多くの人たちを癒やし、励ましを与えられたのです。それは、このイエス様こそ約 束された救い主であると証しされたのです。
しかしその結果は、パリサイ人や律法学者たちにねたまれ憎まれて十字架にかけられた
のです。おそらく私たちの心の中にも、同じような人に対するねたみや憎む心が出てくるのではないでしょうか。それらも聖書では罪と言っています。
エス・キリストはその罪を解決するために来られた方です。バプテスマのヨハネはイエス様を見たときに「世の罪を取り除く神の子羊」と叫びました。イエス・キリストだけが、私たちの罪を心から取り除き、赦して下さる方です。それは十字架によって、罪を解決されるので す。私たちの罪を、救い主イエス・キリストに告白するなら、イエス・キリストはそれを受け取って、十字架に死んで下さり赦して下さいます。
そしてイエス・キリストは死の中からよみがえられました。復活のいのちを持って新しく生きることを実証されたのです。このキリストを信じ受け入れるなら、私たちは復活のいのち永遠のいのちを与えられることができるのです。私たちの肉体のいのちはやがて滅びる時が来ます。しかし永遠のいのちはなくなることはないのです。そして私たちは、死んだ後復活して天国で生きることができるのです。
これができ るのは、偶像ではできません。いのちを与えられた、創造主まことの神様し
かできないことなのです。そして信じるなら、どんな人でもこのいのちに与ることができるのです。

 

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)

 

 


【柏原教会】2020/5/24 伝道礼拝