柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「キリストの救い」へブル7章25節

この世では、困難や苦しみは尽きることがありません。今、私たちはコロナウイルス
染の危機に瀕しています。しかし聖書には、私たちに完全な救いを与えて下さる方がおら れると言っています。それはイエス・キリストです。

 

1,不完全な救い ある人が入院し大きな手術を受けました。執刀した医師は「大成功でした」と告げました。ところがしばらくして、感染症にかかって亡くなられたのです。たとえ手術が大成功でも、いのちを失ってしまっては何の意味もありません。いのちを救う完全な救いが必要 なのです。 近年はダイエットブームです。そこにも落とし穴があります。ある人からダイエットには成功したけど、体を壊してしまったと聞いたことがあります。食事制限して、体重を減らし標準体重になったのですが、めまいがしたり足がふらついたりする。お医者さんに診てもらうと、筋力が落ち、骨密度が低下し、栄養不足であることが解ったそうです。ダイ エットの目標は達成できても、不健康になってしまっては、成功したとはいえないのです。 ですから、部分的に目標が達成できたとか、願っていたものが与えられたとか言うのは、完全な救いではありません。それでもって喜びが永遠に続くとか、完全に心が満足できる というものではないのです。

 

2,私たちを満たすものは 私たちの生活で一番大切なものは何でしょうか。おそらく多くの人は「お金」と答えると思います。確かに便利です。お金があれば何でも買えます。今、マスクが高いです。でも金を出せば確かに買えます。しかし、お金は私たちに生きがいを与えるでしょうか。愛と喜びに満ち足りた家庭を与えてくれるでしょうか。逆に金でもって、争いに陥った家族がありました。これだったらむしろお金がなかった方が良かったと思われることが実際あ るのです。 以前のことですが鉢植えの綺麗な花をもらって喜んでいましたが。 1 ヶ月 2 ヶ月過ぎるう ちに、花は落ち枯れたようになりました。それで、ある方にそれをお渡ししました。一年近くたったときに、何ともう一度綺麗な花が咲いていたのです。それは驚きでした。改め て生命の神秘、いのちの素晴らしさを知ったのです。その時、ヨハネの 15 章でイエス様は 「わたしはまことのぶどうの木、あなた方はその枝です」「わたしにつながっていれば多くの実を結びます」という言葉を思い出しました。新しいいのちを与える方がおられるの です。 3,永遠の救い ある女性が大学を出て、学校の先生になりました。希望を持って教壇に立ったのですが、生徒は言うことを聞かず、周りの教師もかまう余裕がなく、人間関係に行きづまりました。
ついにはお酒に手が出て、依存症になってしまいました。しかも自分を愛し支えてくれるご主人までもが難病になったのです。もう死んでしまいたい、そう思ったとき一人の婦人が声をかけてくれました。そして教会に行くようになりました。でも、聖書や神様のことを聞くにつれて、なんでこんなになったのか、神を恨む思いでいっぱいでした。しかしあるとき会堂の長いすで、聖画集を見ていたとき、イエス様が十字架に磔になり、血を流されている絵に目は釘付けとなり心が打たれました。その時イエス様が「おまえの罪を喜んで負って、身代わりに十字架にかかったんだよ。」と言われた気がして、すべてが赦された思いになったそうです。キリストが「わたしは生きている。わたしはおまえを愛している。」そう語られたような思いがしたそうです。そしてこのイエス様によって私は生きる ことができる。その確信が与えられ信仰によって立ち上がられました。 イエス様は今も生きておられ、弱い私たちのために祈って下さっています。そして、立ち上がる力を与えて下さるのです。イエス様こそ、私たちを完全に救うことのできる方な のです。

 

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)




【柏原教会】2020/4/26 伝道礼拝