柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「罪と死からの救い」1ヨハネ4章9-10節

ヨハネの手紙は、以前にも見ましたが愛について語られています。そして彼も実は、その愛によって人生が変えられた、喜びに満ちあふれるものとなったのです。
聖書はただの本ではありません。私たちにいのちを与え、様々な苦しみや悩みに打ち勝つ力を与えてくれます。
父なる神様は、そのひとり子イエス・キリストを私たちに遣わされました。そこには二つの目的があったのです。そのことが、9〜10節に記しています。


1,いのちを得させる

一つは、永遠のいのちが与えられることです。私たちは肉体のいのちを持って生まれてきました。しかし、肉体のいのちは永遠ではありません。やがていのち尽きるときがあります。死の恐ろしさは、交わりが絶たれることです。
しかし、神様は私たちにいのちを与えると言われたのです。そのいのちは、肉体のいのちではありません。永遠のいのちであり、復活のいのちです。この世で生きる命ではなく、神の国すなわち天国で生きるいのちです。
私はクリスチャンになって良かったとつくづく感じることがあります。それは、天国に行ける希望があることです。クリスチャンになる前は、そのような希望はありませんでした。天国が何処にあるかも、どのようなところが、どのようにして行けるかわかりませんでした。仏教では天国という言葉は使いません。釈迦が教えたのは、悟りであって、天国に行くことではなかったのです。また、新興宗教で永遠の命と言っても、天国のことではなく輪廻転生を指していると言うのです。天国には行けないのです。
しかし、イエス・キリストは私たちに、天国―パラダイスを約束されました。たとえ罪を犯していても、赦されて、天国に入ることができるのです。これがキリスト教の救いです。たとえ私たちが罪人であっても、キリストによって私たちに命を得させて下さる。これが、神の愛なのです。


2,罪の赦し

問題は、罪の解決です。私たちは、罪を持ったまま天国に入ることはできません。罪の解決なしに、天国に入れないのです。罪とは何か、それは、犯罪ではなく、全能の神から離れ、背を向け、自分勝手に生きている事です。それを聖書は、罪とよんでいます。ですから、私たちは悔い改めて、神様に立ち返らなければならないのです。それができるようにイエス・キリストが来られたのです。キリストは病を癒やされ、罪人の友となられ、悪霊を追い出し、命を与えられました。そして、最大の業は、十字架です。十字架によってすべての罪を赦して下さり、天国に入れるようにして下さったのです。十字架以外に罪の解決はないのです。
今までの不信仰・不従順を悔い改め罪をお詫びするなら、自分の罪が赦され、イエス様の救い、すなわち永遠の命に輝き,喜びの生活を得られるのです。



               (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)