柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主にある栄え」詩篇92篇12-15節

9月17日は敬老の日です。教会でも感謝の時を持ちます。それ以上に神様は年老いてもなお、豊に恵みを与えられる祝福されることが約束されています。

1,信じる者の栄え

12節にはナツメヤシレバノンの杉が出て来ます。ナツメヤシは、荒野で育つ植物です。1月にイスラエルに行き、ナツメヤシの実をお土産で買ってきました。とても甘く滋養に富んでいます。イスラエルの特産品で輸出もされています。私は荒野でナツメヤシの農園を見ました。不思議な光景です。どうしてこんな荒涼とした荒野に緑いっぱいの農園があるのだろうか。ユダヤ人の英知もあるけど、神様の祝福計画がなければこんなに緑いっぱいにはならなかっただろうと思いました。
「正しい者」とありますが、別の言葉で言うなら、神様とつながっている、信じて従う者という意味があります。神様につながるなら、ナツメヤシのように豊に実を結ぶことができるのです。また、レバノン杉は堅く堅牢で立派な家を建てるのに遣われるものです。神様を信じて従うなら、神様は私たちをも立派なものに成長させてくださるのです。


2,臨在の栄え

13節には、「主の家に植えられ、神の大庭で栄え」とありますが、リビングバイブルはもっと分かりやすく書いてあります。「主の農園に移植され、神ご自身が世話をして下さる」とあります。私はこの言葉がわかりやすいと思います。
ヨハネ15章では、イエス様は「わたしはまことのぶどうの木あなたがたはその枝です」と言われました。イエス様につながるなら、私たちは多くの実を結ぶことができます。そうでなければ、枯れて滅びるばかりです。そのような私たちが、神の農園に移植されるのです。主の家、神の大庭とは、直接的にはエルサレムの神殿を指すものですが、私たちに取っては、一つの意味は教会です。かつて教会に来たことのなかったものが教会に来ている。そして、聖書の御言葉を聞くことが出来る。そればかりか、神の御心を行おうとする。生き方が変わるのです。そして、農園の主である神様ご自身が世話をして、私たちが豊に実を結ぶことができるように手入れして下さるのです。ヨハネ15章とも関連があります。


3,主にある栄え

神様の栄え―栄光は年に関係はありません。若いから、壮年だから実を結ぶことができると言うのではありません。14節にあるように、「年老いてもなお、実をみのらせ、みずみずしく生い茂って」いるのです。
私は、小豆島に行ったとき樹齢90年を超えるオリーブの樹を見ました。青くみずみずしい実をたくさん付けていました。本当に神様の言われていることが正しいと感じました。それは木だけではありません。救い主イエス・キリストを信じる人も、この言葉の約束通り、おいてもなお実を結ぶことができるのです。ガラテヤ5章22,23節の御言葉にある聖霊の実を父なる神様は私たちを通して豊に実らせて下さいます。
そのことを私たちは信じ、そして救い主イエス様は正しいお方だ、この方を信じれば豊かにして下さり、栄光を現して下さる、この事を証しするものとさせていただきましょう。


 

          (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)