柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「神の赦し」イザヤ1章18節

連日、猛暑が続いていますが、地球全体が異常気象に見舞われているように思います。日本はもとより中国でも豪雨が続き、グリーンランドでは氷山が村を襲うというニュースを見ました。まさに、この世の終わりの時代が近づいていることを思わせられます。
日射病のことは聖書にも出て来ます。「日があなたを打つことがなく」(詩篇121:6)とあります。神様は、熱中症やあらゆる病気からも私たちを守って下さるのです。
地球の異常気象は、個人の力ではどうにもできないところがありますが、私たちを守り、命を与えて下さる方がおられることはすばらしいことです。
それを信じるか信じないかは私たち個人の自由です。しかし、信じられるなら幸いです。そのことによって、私たちは力が与えられ困難を乗り越えていくことができるからです。


1,神を知る

「さあ、来たれ、論じ合おうと、神様は言われます。」それは、私たちが神様に招かれ、そして交わりを持つことが意味されています。先週、家庭集会、コイノニア集会を行いました。聖書の御言葉を共に学び、その後で、おやつをいただいて楽しい交わりの時が持たれました。大変感謝です。
神様はまた、私たちと交わりを持つことを願っておられます。さあ論じ合おう、お互いに知り合おうと言われるのです。神様と交わって何か得することがあるのだろうか。あります。神様は私たちを助けて下さる方です。神様は私たちを助けられます。色んな悩みから、苦しみから私たちを救いだして下さる方です。
神様の最大の助けは、罪の赦しです。それは、「たとい、あなたの罪が、緋のように赤くても、雪のように白くなる」という約束です。


2,罪の赦し

聖書に出てくる罪は犯罪を意味しているのではありません。簡単にたとえて言えば、ボタンの掛け違いです。まったく合わなくなってしまうのです。非常に気持ち悪いものとなってしまいます。それが罪の姿です。人は神に対して罪を犯してしまった。だから、心に喜びがない、本当の満足がない、また平安がない状態に陥ってしまうのです。しかし、神様は私たちを愛し、そのような心の状態から私たちを救いだし、平安、満足、喜びを必ず与えて下さいます。
そのためには、神様は私たちに愛をもって接し、私たちの失敗を完全に償って下さる方です。この世で最も大きな償いは何でしょうか。物で償えるでしょうか。お金で償えるでしょうか。最大の償いは、命をもって償うことではないでしょうか。命ほど尊いもの、かけがえのないものはありません。しかし、今の時代は命を軽んじています。人が人のいのちを平気で奪うような時代です。
しかし、私たちの人生は、この世だけでは終わりません。この世で栄える者が勝利者ではないのです。死んだ後に、神の裁きがあり、永遠が定められるのです。全能の神は公平な審判者です。その方によって、天国か地獄か、裁かれるのです。しかし、神は憐れみ深いお方です。私たちの罪を赦される方です。その典型的な話しが、放蕩息子の話しです。かれは、財産をすべて使い果たしましたが、父の元に帰ってきた時、父は赦し最上の着物を着せました。それが神の愛なのです。神様は完全に赦して下さいます。
しかし、私たちはなかなか人を赦すことができません。私たちの心には、憎む思いがあります。しかし、その罪をもイエス・キリストは十字架に負って赦して下さいました。キリストの十字架を信じることによって、私たちの心の罪は赦されるのです。


                    (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)