柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「勝利の復活」1コリント15章54-57節

イースターおめでとうございます。イエス・キリストが死の中からよみがえられ、死に勝利されたことを感謝し、キリストを崇めるのがイースターです。
なぜなら、キリストが私たちに死に打ち勝つ勝利を与えて下さるからです。


1,死のとげ

多くの人は死を恐れます。なぜなら、死んだらすべてが終わってしまう。無くなってしまうと考えているからです。しかし、聖書を見ると死は終わりではありません。死んだ後のことが、聖書には記されています。すなわち、天国と地獄があることを明確に示しています。それは、黙示録を見るなら明らかですし、また私たちの良心も、死後のことを恐れたりするのです。しかし、聖書には、その死さえ滅ぼしてしまう、のみ込んでしまう方がおられると語っています。それは、救い主イエス・キリストです。キリストは復活によって、死を滅ぼし勝利されたのです。
人はなぜ死んでしまうのか、聖書は明確に答えています。「罪の支払う報酬は死である。」(ローマ6:23)罪を犯したために、死ななければならない。当然の理由です。そして、ここでは、死のとげは罪である。と言われています。トゲは、チクチク刺すものです。そして聖書が言っているのは、心をチクチク刺すことです。心が痛むのです。そして、自分は罪を犯したから、天国には行けない。その不安や苦しみが、心を暗くしてしまうのです。この罪の解決なしに、勝利はありません。
律法を守れば、罪を犯さないのか。当然そうですが。私たちは律法を守れているでしょうか。律法は、法律のことではありません。神が人に与えられた約束です。十戒に現されていますが、要約するなら、神を愛し、人を愛することです。そのことを私たちはしてきたでしょうか。できていなかったのです。ですから、私たちの心は痛んでしまうのです。律法の力とは何か、おまえはできていない。良いことをしていない。失敗ばかりして、だめではないかと、心を痛める力であるのです。誰がその悩みから自分を救ってくれ、死に勝利させてくれるのでしょうか。


2,主が勝利させて下さる

パウロは、神に感謝しなさいと言っています。それは、神が主イエス・キリストによって、勝利を与えて下さったからだと言っているのです。
「死は勝利にのまれた」とイザヤは預言しました(イザヤ25:8)。驚くべきことです。そして、ホセアも「おまえのとげはどこにあるのか」と言いました。そのことは、キリストの十字架によって成就したのです。
キリストの十字架は、私たちの罪を取りのぞくためでした。十字架によって、罪は滅ぼされ、とげが抜かれたのです。そして、もはや死は恐れではなくなり、キリストの復活により、天国の門が開かれたのです。十字架を通して、死を通り抜け、天の御国に凱旋することができるのです。キリストは死を滅ぼし、死は復活の命にのみ込まれ、信じる者には恐れではなくなったのです。キリストを信じるなら、私たちも勝利者になれます。死はもはや恐れではなくなり、天国の入り口となるのです。私たちもキリストの復活に与り、人生の勝利者とならせていただきましょう。


             (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)