柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「造り出される主」イザヤ43章1節

今日は、柏原第一団50周年を記念して、育成総会がもたれます。

1,造り主を覚える
スカウト活動は元々イギリスで始まりました。退役軍人であったベーデン・パウエルが青少年の健全育成のために少年たちと斥候(スカウト)訓練を島で行ったのが始まりと言われています。彼は様々な訓練を行いましたが、信仰の必要性を認めています。現に宗教章があり富士章を得るためには必修となっています。彼もまた、人間の存在は偉大な神によって造られたことを信じていたのです。私も英国在住の時、スカウトがまず礼拝をしてから活動をしていたことを思い出します。まず、礼拝をし心を整えられてから活動することは大切なことであると思います。
「造り主を覚える」、自分一人が勝手に行動するのではなく、すべてを造られた方によって生かされていることを知るのは大切です。


2,ヤコブの取り扱い

ここにヤコブという名前が出てきます。彼はイサクの次男でした。しかし、彼はずる賢く、父と兄をだまして家督を奪おうとしました。しかし、そのことがバレて何もかも失い、失意の内に出て行かなければなりませんでした。しかし感謝な事に彼は、造り主である神を信じることができたのです。信仰は人を救います。
彼は夢の中で創造主なる神と出会い、荒野を旅します。お母さんの故郷に逃れ、そこで生活しますが、大変な苦労の後に素晴らしい祝福―幸福を得たのです。
神は、創造の主であり、私たちの心を練りきよめ、品格を造られます。神は無から有を造られる創造の神であられると共に、形造られる神、陶器師がろくろを回し粘土をこねて陶器を作るように、私たちをも、たたき捏ね、回して、最上の者を形造られるのです。


3,罪の赦し

恐れるな、わたしはあなたを贖った」と神様は言われます。贖いとは、代価を払って自分のものとするという意味があります。ヤコブも、神によって罪が赦され、彼は贖われたのです。神様が代価を支払ってくださいました。私たちも同じです。失敗してしまうことがあります。しかし、代価が払われるのです。十字架によって罪が赦されるのです。その信仰によって、私たちは新しい心を持って、再び始めることができます。それが贖いの意味です。
私たちも、創造主により命が与えられ、すべての失敗過ちも、キリストの十字架によって赦され贖われて、全く新しくなることができるのです。その信仰によって、さらに前進させていただきましょう。


  (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)