柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「キリストの昇天」ヨハネ16章7-11節

エス様は十字架に死なれて、三日目によみがえられました。しかしその後、永遠に地上におられたのではありません。40日後に天に帰られました。それには目的があったのです。


1,聖霊を遣わされる

その目的とは、聖霊を遣わされることでした。聖霊は助け主です。私たちの心に働かれ、力を与え慰めて下さる方です。しかも、すべての人に働かれるためには肉体を持たない御聖霊が魂に働かれることが望ましいのです。
ですからイエス様は、去って行かれることが弟子たちに、また私たちにとっても益であると言われたのです。
しかし、御聖霊が私たちのところに来られなければ、イエス様が願っておられることは起こりません。私たちに必要なことは、聖書の知識を得ることでも、教会の活動をすることでもありません。聖霊が私たちのうちに来られて、私たちを永遠の滅びから、永遠のいのちへと救い導いてくださることです。


2,聖霊の働き

それでは、聖霊が私たちに何をされるのでしょうか。三つのことがあります。

第一に、罪について誤りを認めさせて下さいます。罪とは何でしょうか。犯罪ではありません。最も大きいことは、「わたしを信じない」イエス・キリストを信じることができないことです。しかし、御聖霊は私たちに、罪を教えて下さいます。良いこと悪いことを明らかにされます。もちろん私たちの良心も善悪の判断はあります。しかし、良心は悪に負けてしまいます。正しいと思ってもできない弱さがあります。
しかし、御聖霊は私たちに罪を指摘し、そして悔い改めに導いて下さいます。私たちは聖霊によらなければ、罪がわかりませんし、真の悔い改めはできません。聖霊が働かれれば、罪がわかり真実な悔い改めができるのです。

第二のことは、神の義が分かると言うことです。神の義とは何か、それは十字架による救い、罪の赦しです。神は私たちの罪を赦すために、罪を知らない方を罪とされた、それが神の義なのです(?コリント5:21)。

第三のことはこの世を支配するサタンが裁かれたと言うことです。十字架の上でキリストが死なれたことは、サタンのかしらを打ち砕き、勝利されたことを意味します。今しばらくサタンは最後のあがきをしますが、その最後は滅びです。永遠の炎が燃えさかる火と硫黄の燃える池に投げ込まれるのです。それを御聖霊は私たちに教えて下さるのです。
それによって、私たちは魂に勝利が与えられます。天国の希望が持て、そしてこの世の悪、自分の弱さに打ち勝ってゆくことができるのです。
主が天国に帰られることは弟子たちにとって不安なつらいことでした。ですから、彼らは祈らずには折れなかったのです。それは必然的なことでした(使徒1:14)。しかし、それによって聖霊は降られ、リバイバルが起こったのです。今日も御聖霊は働かれます。私たちに、罪について義について裁きについて教えて下さいます。私たちも御聖霊によって勝利し、イエス様の救いを伝えさせて頂きましょう。


            (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)