柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「前に置かれている競争」ヘブル12章1-3節

体育の日を前に運動会シーズンを迎えています。「前に置かれている競争」があります。誰が置いたのでしょうか?神様です。誰が走るのでしょうか。私たちです。マラソンは自分との戦いだと言われます。人生の競技は、隣の人がどうかではなく、私自身がどう走るのかが問題です。


1.捨てるべきものを捨てて走る

「いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて」(1節)。身軽にならなければ速く走ることはできません。「あなたの重荷を主にゆだねよ」(詩篇55:22)とあるように、色々気になる心配事も神様に委ねます。罪が近づいてきたならば、誘惑する女性の手に自分の上着を残してでもその場を走り去ったヨセフのように、罪をかなぐり捨てて、走らなければなりません。


2.忍耐を持って走る

「忍耐をもって走り続けよう」(1節)。人生、時には「やめたい、あきらめよう」と思う時があります。しかし、その思いを横に置いて、走り続けなければなりません。


3.イエス様から目を離さないで走る

「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないで」(2節)。視点をどこに置くかが問題です。イエス様に視点を置かねばなりません。このお方は、「信仰の創始者であり、完成者」。信仰をスタートさせてくださったイエス様が私たちをゴールまで導いてくださいます。「悲しみの人」(イザヤ53:3)と呼ばれるこのお方は、あらゆる世の悲しみや辛さも先に味わわれたお方。この方から目を離さないで、前に置かれたコースを最後まで走り抜きましょう。


  (宣教者: 教団事務局長・前堺栄光教会牧師 長田栄一師)