柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「聖霊による平安」ヨハネ14章26-27節

9月1日一般的には防災の日です。教会では、最初の日曜日を振起日と呼んでいます。実りの秋に向かって、私たちの心も神様により豊かにさせていただきたいと思います。
エス様が最後の晩餐の席で、弟子たちに素晴らしい約束を与えて下さいました。それは、信じる私たちにも与えられている約束です。


1,助け主聖霊が与えられる

エス様の弟子たちにとってイエス様の存在は絶対的なものでした。様々な困難がありましたが弟子たちは、絶えず一緒におられるイエス様に助けられたのです。
ガリラヤの湖で舟に乗っているなか、嵐に襲われたとき、イエス様は風や波に向かって静まれ黙れと言われると、雨風は止み静かになったのです。また、大勢の人がイエス様の話を聞き、夕方になった頃食べ物がなく解散させるときに小さな魚2匹とパン5つで5,000人以上の人を養われました。まさに、奇跡がイエス様を通してなされ、弟子たちはイエス様が共におられることによって安心していたのです。
ところが、最後の晩餐の席でイエス様は天に帰られることを語られ、弟子たちは驚きました。しかし、その代わりに、助け主聖霊を遣わされると約束されたのです。
聖霊はどんなことをされるのでしょうか。すべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせるとイエス様は言われました。すなわち、イエス様がなされた奇跡の数々、そして人々に語られた救いの御言葉、それらを思い起こさせて下さるのです。それはすなわち、ご自身のなされた事実を思い起こすことによって彼らを励まして下さると言うことです。
聖霊は慰め主です。私たちの弱った心、疲れ果てた心を慰め励まして下さる方です。そして、聖霊は助け主です。私たちを助けて、神様の喜ばれることをさせて下さるのです。愛のわざをなさせて下さいます。


2,平安を与えて下さる

エス様は何とイエス様自身の平安を与えると約束されました。それは、この世の平安とはまったく違います。この世の平安は、目に見えているものが与えられると安心する平安です。そして与えられたら大丈夫だと思います。2年前の津波の時、大きな堤防ができたもう大丈夫だ、と思ったところに予想をはるかに超えて津波が襲い、被害を受けたところもありました。人間の大丈夫というのは決して当てになりません。
しかし、イエス様は「わたしの平安を与えます」と約束されました。それは、この世の平安とは異なると言われました。この世の平安は、見て安心するのですが、イエス様の与える平安は目では見えません。しかし、心に確信が与えられるのです。絶対に大丈夫だという確信が心に与えられるのです。
エス様は捕らえられて、十字架につけられました。しかし、揺るぎない確信と平安が心にあったのです。十字架を通してすべての人が救われる、罪が赦され、不安や悩みから解放され、天国には入れる確信が与えられる、その思いが心にみなぎっておられたのです。
それと同じ平安が私たちにも与えられるのです。助け主聖霊により、私たちは心の中に確信が与えられ、平安を持つことができます。信じられることは幸いです。弟子たちは弱かったのですが、助け主聖霊が来て下さり、彼らの心は強められて、全世界に福音を伝えました。今それは私たちの手に委ねられています。私たちも、イエス様の約束を信じ、聖霊が助けて下さる.心に平安が与えられている。そう信じて、イエス様の言葉を伝えていくものとさせていただきましょう。


        (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)