柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「救いの日」2コリント6章1-2節

今日は召天者合同記念礼拝の時です。私たちは先に救いに与って、天国に召された方々を偲ぶと共に、私たちをも救って下さる救い主イエス・キリストを礼拝するときです。


1,神の恵みを受ける

聖書には真の創造主である神が人間に、救いを与えて下さり、その救いを受けることが語られています。救いを知る前にまず私たちは、「滅び」があることを知らなければなりません。その最も現実的なものは「死」です。この世に生まれた人には「死」の問題が確実にあります。聖書は私たちに、すべての人は神の前に「罪」を犯したために栄光を受けられなくなっている(ローマ3:23)と言っています。また、罪の支払う報酬は死である(ローマ6:23)ともあります。私たちは罪により、神から離れ祝福を受けられないものとなったのです。
それ故に、神様は私たちに救いの方法を示して下さいました。それが、イエス・キリストです。キリストは私たちの犯してきたすべての罪を身に負い、身代わりとなって死んで下さったのです。その十字架の死が、私の罪のためであり、キリストによって救われると信じる人に永遠のいのちが与えられるのです(ヨハネ3:16)。それが、唯一の救いの方法です。「私を通してでなければ父の御許すなわち天国に行くことはできない」(ヨハネ14:6)と言われているのです。
エス・キリストを信じる、ただそれだけで天国に行けるのです。行いではありません、信仰により私たちは誰でもどんな人でも天国に行けるのです。キリストと共に十字架にかけられた一人の強盗は、「天国に行かれたら私を思い出して下さい」と言った時、「あなたは私と共にパラダイス(天国)にいる」と約束して下さったのです(ルカ23:34)。その強盗は良い行いをしていなかったでしょうし、後は死が待っている状態でしたが、キリストを信じて救われたのです。天国に行けるものとしていただいたのです。それが、キリストの救いです。神の恵みなのです。


2,救いの日

召天者を偲ぶことは、私たち自身が自分の救いを考えるときでもあります。普段忙しい生活をしている私たちには、死後のことを考える心のゆとりはないかもしれません。しかし、信仰を持って、神様のもとに召された方々のことを考えるときに、なぜキリストを信じたのだろうか、どのように信じたのか思い見ることになります。それが、救いのチャンスです。神の恵みであり、救いの日になるのです。
柏原教会の創設者ホーア先生のモットーは「神の和解を受け入れなさい」(?コリント5:20)です。ホーア先生は貴族の家に生まれ何不自由ない生活をしておられましたが、十字架による真の救いを信じ、その生涯をキリストに献げてキリストの救いを宣べ伝えられたのです。
神様は私たちに救われる機会を与えて下さっています。今がその時です。神の恵みを無駄にすることなく、救いに与り天国で生きる望みを持ちましょう。


           (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)