柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「和解の福音」2コリント5章19-20節

柏原教会は今年、設立され83年目を迎えます。多くの人が救われましたが、今もなお変わることなく福音が伝えられていることは感謝です。


1,神との和解

この柏原の地で一番最初に福音を伝えたのは、イギリスから来られた宣教師ドローシー・エレン・ホーア先生です。先生はクリスチャンホームに生まれました。生まれた時から、神様の話を聞いて育ちました。しかし、信仰は持っておられませんでした。それどころか、大変反発され、お父さんの大切な聖書に墨を塗るような悪戯もされました。
しかし、その後不思議な出来事が起こりました。お父さんは香港で宣教師として奉仕されていましたが、島々へ伝道に行く途中、嵐に遭い殉教されたのです。その時、ホーア先生の夢枕に立たれて、イエス様を信じなさいといわれ、それがきっかけとなって自分の罪を悔い改めお詫びし、イエス様の十字架によって救われたのです。
その救いは、大きな喜びとなりました。そして、生涯イエス様に仕えたいと決心されたのです。
私たちも、自分の心の内にある罪がゆるされるなら、大きな平安が与えられ、喜びに満たされることが出来るのです。なぜなら、父なる神様は、私たちの今まで犯してきた罪や、失敗を私たちに負わせることなしに、イエス・キリストが十字架の上で負ってくださり、私たちを赦してくださったのです。それが神様と和解することなのです。


2,キリストの大使

キリストによって罪が赦された者は、キリストの使者となって福音を伝えることが出来ます。この使者は、英語の訳では大使と出ています。私たちは、神から使わされた、キリストの大使です。イエス・キリストの罪の赦しを伝えることが出来るのです。その権威と力は神様が与えて下さいます。
神様の願いはすべての人が救われることです。この柏原にもホーア先生が遣わされ、福音が伝えられました。そして今日に至っています。
神様は私たちがキリストの使者となって十字架の赦しの福音を伝えることを願っておられます。
私たちは弱い者です。しかし、私たちを救って下さった方は力ある方です。この方を信じ、イエス様の十字架を心に覚え、罪の赦しの福音を伝える者とさせて頂きましょう。

        
     
       (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)