梅雨が明け暑い夏を迎えますが、私たちの心が弱くならないように、様々な困難や試練に打ち勝つ力を神様から与えて頂きましょう。
１，世に打ち勝った信仰
スポーツの世界はほとんど引き分けがありません。勝負に勝つか負けるか、それがスポーツの面白さであると思います。先日相撲をニュースで見ましたが、思わず力が入りました。それが面白さだと思います。高校野球も始まりました。選手が一生懸命プレーをしています。すがすがしく感じます。
私たちもまた、すがすがしい生き方、勝利ある人生を過ごしたいと思います。私たちは、勝利ある人生を得ることができます。それは信じる信仰によって勝つことが出来るのです。それでは何に勝つかというと、ここには、世という言葉が出てきます。世とは何か、二つの意味があると思います。一つは、自分の心です。自分の心で感じて、自分の心で何をするか決めます。しかし、私たちの心は弱いものです。誘惑に負けやすいのです。特に暑さの中にあるとき、つめたい甘いものが食べたい、と思います。そして、つい食べ過ぎてしまうことがあります。そのような自分の弱さに打ち勝つことができる、そのようにヨハネは証しをしているのです。
そして、もう一つの意味は、外側のもの私たちを取り巻いている環境や、人間関係です。私たちは、自分の意に反して、この世に押し流されたり、この世に埋没してしまうことがあると思います。自分を見失い、何のために生きているのかわからなくなる。そうした、弱さに私たちは勝利することが出来るのです。
聖書は私たちの内にある弱さを罪とよんでいます。世に勝つとはすなわち、罪に打ち勝つことであると言えます。しかし、私たちは、自分の力で罪に打ち勝つことは出来ません。いつも、くよくよ悩み、そして自分はだめだと敗北の人生を過ごしているのではないでしょうか。
しかし、私たちは信仰によって罪に打ち勝つことが出来るのです。それは、イエスを神の御子と信じる、信仰によって勝つことが出来るのです。
２，神によって生まれる
イエス・キリストには私たちを救う力があります。どのような罪をも赦し、新しい人生を歩ませる力があります。
たとえどのように恐ろしい罪を犯しても、イエス・キリストは十字架で私たちの罪を背負って下さいます。そして、そのキリストの十字架を信じるなら、私たちは神によって新しく生まれることが出来るのです。
信仰とはまさに、私たちに新しいいのち、永遠のいのちを与えてくだるキリストを信じ受け入れることです。そうするなら私たちは罪にうちかす勝利ある人生を歩むことが出来るのです。
（宣教者: 柏原教会牧師 西本耕一）
