柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「喜ぶ力」ネヘミヤ8章10節

今日は待降節です。キリストがお生まれになったクリスマスを待ち望むときです。

クリスマスは私たちに取って喜びの日です。クリスマスは嫌いと言う人は少ないと思います。むしろクリスマスを楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。なぜなら、その時にごちそうを食べたり、プレゼントをもらったりするからです。 今読んだ聖書の所にも、贈り物をし、ごちそうを食べて励ますことが出て来ます。私たちに取って大切なことです。
なぜなら、それによって元気になれるからです。ごちそうを食べれば元気が湧きます。プレゼントをもらえば嬉しくなります。そして、私たちには生きる力が必要です。さみしい、いじけた挫折した力のない人生ではなく、明るく愛と希望と喜びに溢れた力ある人生が必要です。その力はどこから来るのでしょうか。


1,主から来る

今読んだ聖書の中に、主という言葉があります。主とは実は真の神様、天地・宇宙すべてのものを造られた方です。しかも、その方は私たちを救い命を与えて下さる方です。
私たちはこの世に生きていて、様々な困難や苦しみがあります。しかし、神様は私たちに困難に打ち勝ち試練を乗り越える力を与えて下さいます。
また私たちは孤独にとらわれることがあります。しかし、主なる神様は、私たちに打ち勝つ力を与えられます。孤独に打ち勝つ力を与えられるのです。私たちには神の力が必要なのです。
そして私たちは、罪を犯し、罪の奴隷となっています。依存症で苦しんでいる人が多くいます。悪いと思っても止められない、悪の力に引きずり回され自分が傷ついてしまっているのです。そのような私たちをも神様は愛の手を伸べ救って下さいます。私たちに必要なものは、権力でも、能力でもありません。神の愛が必要であるということです。私たちに、心の力、神の愛が必要です。立ち上がることのできる、神様の励ましが必要なのです。


2,喜ぶこと

そして、そのためには「喜ぶ」ことです。その喜びとは何でしょうか。別の言葉で言えば、信じること、信仰です。私たちには信仰が必要なのです。信仰があればたとえ、ごちそうがなくても、プレゼントがなくても喜ぶことができるのです。
その信仰が、弱さに打ち勝ち、孤独に打ち勝ち、罪に勝たしめる力となるのです。
本当の神様は、人間が作ったものでもなければ、人間が考え出したものでもありません。むしろ、私たちを造られ、私たちを愛して下さるのが真の神であり、救い主です。私たちのすう空気から、酸素が5分間なくなってしまえばどうでしょうか。みんな死んでしまうのです。しかし、神様は、この地球を造られ、酸素を与えて私たちを生かして下さるのです。その方が、私の父となり、守って下さるならどうなるでしょうか。勝ち得て余りある。圧倒的な勝利者となる、と聖書に約束されています。
キリストの誕生日をなぜお祝いするのでしょうか。キリストは、貧しく生まれ、病めるものを癒やし、死人をも生き返えらせました。何よりも、私たちの罪を十字架に受けて、私たちの受けるべき呪いを取り除いて下さったのです。この十字架によって、私たちの罪は解決します。恐れも不安もなくなります。死に打ち勝ち、そして、天国の希望を持って生きることができるのです。

主イエスを喜ぶ、その力をいただいて勝利ある者とさせて頂きましょう。


         (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)