柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「静まって神を知れ 」詩篇46篇1-11節

震災に会った方々のために祈ります。重責が果たせるように、政府のために祈ります(Iテモテ2:1)。原発がもろくも壊れ、事故の収束のためには多くの人々の犠牲が強いられる、「祈るしかない」(原子炉設計者)という事態になっています。「天災」「人災」と分析するだけでは、あきらめや怒りしか湧いてきません。しかし詩篇46篇の作者は「何が起こっても、揺るがされずに生きてゆける」(2,3節)と歌っています。地上のものに執着しやすい私には「そんなことが可能か?」と思える言葉です。

「最先端の技術」を誇る人類は全能ではないこと(6,8,9節)を認め、本当にいやされるために立ち止まり、神抜きの生き方をやめましょう。「神に見捨てられたイエス様がすでに、天罰は全て受けて下さいました。この震災は天罰とは思いません。ショック療法だと思います」(福島県の老牧師)。イエス・キリストの十字架は、神が私たちのために共に苦しんで下さるしるしです。キリストの復活は、神が下さる永遠の望みのしるしです。「歴史の全てを握っておられる、宇宙の創造者である神。この方が今も、私たちと共におられる」(1,4-5,7,10,11節)。これだけが、失われることのない希望です(ヘブル11:16)。

アジアの途上国でボランティアをする中で、素晴らしい出会いがあります。神をおそれるライフスタイルのイスラム教徒たち。宗教的対立をせず、対話の中でイスラム教徒と共に神の祝福を受け取るクリスチャンたち。いろいろな人を通して、神様から教えられるのです。「あなたの人生のドラマの主人公、わたしに任せなさい」と。


            (宣教者:てらだ兄)