柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「不動の人生」ルカ6章46-49節

商売のことである方が、ノウハウを惜しげもなくどんな人にも教える方に「そんな事していたら自分の事業が駄目にならないですか」と尋ねたら、その人は「いくら聞いても実行しなかったらだめですよ、人はなかなかその通りにはしません。」と言ったそうです。

エス様は私たちに「なぜ、わたしの言うことを行わないのですか」と問いかけておられます。それは私たちが単にこの世を楽しく生きるためのものではなく、永遠のことを考えて生きるために大切なことを語られました。


1,永遠のいのちを得るために

一人の富める青年がイエス様のもとにやってきて「どんなよいことをしたら永遠のいのちを得られますか」と質問しました。イエス様は「持ち物を売り払って、わたしに従ってきなさい」と言われました。残念ながら彼はできませんでした。永遠のいのちを得るために私たちのできることすることは、イエス・キリストを自分の救い主として心に受けいれる、信じることです。
ヨハネ3:16で「御子を信じるものが一人も滅びないで永遠のいのちをえるためです」とあります。イエス・キリストを信じ心に受けいれるなら私たちは滅びないのです。新しい神の国に入ることができるのです。


2,不動の土台

私たちには人生のしっかりとした土台が必要です。聖書が私たちに言っている不動の土台とは何でしょうか。それはイエス・キリストです。キリスト御自身が私たちにとっての不動の土台なのです。48節を見ますと「地面を掘り下げる」とありますが、それは自分の人生・生活生き方を考える。心のうちに掘り下げて自分自身を考えてみることです。いったいそこから何が出てくるでしょうか。絶対に揺るぎないものがあるでしょうか。私たちの能力や力、賜物はすばらしいですけどそれは永遠に続きません。やがて終わりの時が来るのです。
私たちは自分に限りがあり、弱いもの小さい者であること知らなければなりませんし、認めなければなりません。しかし喜ぶべき事は、その下に岩があると言うことです。中近東やヨーロッパでは地面を掘り下げると固い岩盤があり、その上に家を建てることがあります。その方がしっかりしていますし、揺らぐことはありません。たとえ川の水があふれて洪水になっても押し流されることはないのです。それは私たちの人生にたとえ試練や試みがあってもそれに負けないくじけない、それだけしっかりしたものがあるということです。それは、地面である私たちではなく、その下にある岩つまりイエス・キリストです。イエス様が私たちの人生の土台となって下されば私たちは押し流されることはありません。不動の人生を築くことができるのです。


3,聞いて行う

そのために私たちがすることは何かといいますと、47節がカギの言葉になります。
まず第一にイエス様のもとに来ることです。この礼拝がそうです。この礼拝こそまずイエス様のもとに来ていることです。私たちは目でイエス様を見ることはできません。しかし、聖書を通してイエス様の言葉を聞くことができるのです。ですから、礼拝に出ることは永遠のいのちを得る第一歩です。これなくして神様の恵、私たちが幸福になる手段は他にはないのです。
そして第二のことは聞くこと。すなわち心に受けいれることです。みことばをしっかりと心の耳で聞き、自分の内にしっかりと受け止めることです。まさに、みことばの種が私たちの心に蒔かれるとそれが芽を出し根を張ってやがての時には豊かな収穫となるのです。
そして第三のことは行う、実行することです。そのことによって私たちは力を得ます。自分のものとなります。この間も同じようなことを聞きました。自分が教えられている間は、なかなかそれが身につかないけど、それを人に教えることによって自分の身についた、自分のものになったといわれました。

私たちもまた、イエス様の言葉を聞きそれを実行して、如何に神様が私たちを愛して下さり祝福して下さるのかを受け止めていきたいと思います。



               (宣教者 柏原教会牧師  西本耕一)