柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「御霊に燃やされよ」イザヤ書42章3-4節、第2テモテ1章3-7節

イザヤ書42:3-4と第2テモテ1:3-7を開きました。

私たちは旧約聖書の約束が、新約聖書の中に実現されるのを見ることが出来す。そして、私たち自身にも必ずなるということもわかります。キリスト・イエスにある命の約束は私たちにも与えられています。使徒パウロはその命により人生が大きく変わりました。私たちも変えられます。変えられるために必要なことは何でしょうか。


1.自分の弱さを認めることです。

人の弱さを認めることは簡単ですが、自分の弱さを認めるのは難しいことです。イザヤ42:3に「いたんだ葦」とありますが、それは私たち自身のことです。
パウロの弟子であったテモテも決して強い人ではありませんでした。第2テモテ1:4に「涙を覚えている」とありますが、テモテにも色んなことで苦労し、涙することがあったろうと思います。第2テモテ5:23で、彼は病気がちであったことがわかります。しかし、そんな弱いテモテをパウロは信頼し、神は用いられたのです。私たちも弱ければ弱いままでいいのです。私たちの外側より、私たちの内側にあるものが大切なのです。


2.自分の信仰が燃やされることです。

5節に「あなたの純粋な信仰を思い起こしている」とあります。テモテは弱かったけれど、彼の心には純粋な信仰があった。それはイエス・キリストを信じる純粋な信仰です。祖母と母の影響を受けてクリスチャンになった。そして宣教者パウロと出会い、パウロから大切なものを受けたのです。それは6節按手です。手を頭の上に置いて祈ること。それは特別な使命、賜物が与えられる授けられることを意味してます。テモテには、素晴らしい出会いの時であり、心燃やされたに違いありません。その後彼はパウロと共に伝道旅行に出かけ、人々が救われる様や、奇跡が起こるのも知ったのです。パウロと共にいてどれ程、心躍りわくわくしながら伝道していただろうかと思います。しかし、パウロはローマに行き囚われの身となり、テモテは一人で活動しなければなりませんでした。パウロそんなテモテに励ましの手紙を書きました。パウロは「再び燃やしなさい」。と注意しました。それは聖霊によって心燃やされることです。イザヤ42:3「くすぶる燈心」とあります。油が足りないのです。神様はくすぶる燈芯を消されません。私たちを再び聖霊によって燃え立たせてくださる方です。私たちの心に聖霊御油を注いで下さり、信仰の炎を燃え立たせてくださるお方です。


3.自分自身を聖霊に委ねることです。

神が与えてくださる賜物はおくびょうの霊でなく、力と愛と慎みの霊です。私たちは困難に出会って恐れを感じ、おくびょう風に吹かれて意志が萎えてしまいます。そんなとき、私たち自身がもう一人の助け主、聖霊に全てを委ねる時、与えられるものがあります。一つは力、ダイナミックに大胆に生きるものにさせてくだいます。そして愛、それは私たちに惜しみなく注がれる愛であり、キリストが十字架にかかって命をすて私たちを滅びから救ってくださる愛です。第三には慎み、それはセルフコントロール、自制心です。自分を主張しない、自分を先に出させない、常にキリストに従う心です。それを聖霊は与えてくださるのです。聖霊御自身が私たちの力となり、愛となり、慎みとなって私たちを導いて下さいます。この方に一切を委ねて行く時に、私たちは必ず変えられてくのです。

 私たちも、臆する霊ではなく、力と愛と慎みの霊に満たされ、輝く人生にしていただこうではありませんか。

                           (説教者:柏原教会牧師 西本耕一)