イエス様が家にぎっしりと集まった人々に神様の話をしておられた時、突然、天井から大きな音がしました。4人の人が屋根を壊して病人を下ろしたのです。
１． 飛び込んだ人たち(3-5節)
イエス様は病人をつり下ろした彼らの信仰をごらんになりました。彼らの行為は非常に乱暴でしたが、そこまでしてイエス様に飛び込もうとしたのです。イエス様は彼らの神様に向かう姿をとても喜ばれました。そしてイエス様は病人に、「あなたの罪はゆるされた」(5節)と罪のゆるしを告げられました。
毎日の生活の中で何が一番の問題かというと、それは罪の問題です。毎日の生活の中で罪を重ねてしまうのが私たちです。しかし、それを放っておいたら、人生に祝福はないのです。だからイエス様は「あなたの罪はゆるされた」と言われたのです。この病人もおそらく多くの罪を重ねてきたことでしょう。しかし、それらの罪は皆突き詰めていけば、神様との関係にあります。祝福された人生を送るためには神様に罪をゆるしていただく必要があります。神様に罪をゆるされたことを経験するとき、あなたに信仰が生まれます。
２．飛び込めなかった人たち(6-7節)
律法学者は、罪をゆるすことができるのは神様だけであることは知っていました。しかし、知っていても、イエス様に飛び込もうとしませんでした。イエス様を信じることができなかったからです。このお方をほかにして救いはありません。
やがてイエス様は十字架に飛び込んで、肉体を引き裂き、血を流して、救いの道を開いて下さいました。今もイエス様はあなたに呼びかけておられます。イエス様の救いの中に飛び込んで下さい。
宣教者：藪野 潤一（放出教会牧師）
