柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「救いの光」ルカ1章78-79節

クリスマスおめでとうございます。救い主イエス様の誕生をお祝いし共に礼拝できることを感謝します。
今日読んでいただいた聖書の箇所はいわゆるザカリヤの賛歌と言われるところです。68節には「ほめたたえよ」とあるごとくです。
しかし、後半は預言の言葉です。それは67節に「聖霊に満たされて、預言して言った」とあります。
ザカリヤは祭司でしたが、時に聖霊が望まれて、人を通して神の言葉を語られます。そして私たちは神の言葉をもって励まされるのです。

1,神の深いあわれみ

彼は何を預言したのか。救い主が来られることを預言したのです。その先駆けとして、ザカリヤの息子ヨハネは76節にあるように救いの道を整え、民を悔い改めに導くのが彼の役割でした。
その後に、「日の出がわれらを訪れ、死の陰にすわる者たちを照らし」とは、イエス様の出現のことを預言した言葉です。
エス様は、救いの言葉を人々に語られたとき、「群衆を飼うもののない羊のように憐れまれた」とありますが、その憐れみはただならぬものがあったと思います。深いあわれみとは腹の底から絞り出すような憐れみです。神様はどれほど私たちを愛され、慈しんで下さるかを知らなければなりません。十字架にかかってまで、罪を赦して下さる方はイエス・キリスト以外にはおられないのです。

2,平和に導く

日の光の出現は何のためか、それは私たちが死の陰から脱出するため暗黒から逃れるためであると言えます。
究極的には天国です。この世には、平安、まことの平和はありません。天国に入るまではないのです。しかし、御言葉はわが足の灯火と詩篇にあるように、神様は常に私たちにご自身の御言葉、すなわち聖書を持って導かれるのです。ヨハネはその先駆けとなって、人々に神に立ち返るように、悔い改めを語り、イエス様は世の光となって、私たちを平安な義の道へと導いて下さるのです。
私は道であり、真理であり、いのちである、わたしによらなければ父のみもとに来ることは出来ない、と言われたように私たちは暗黒の道の中であっても、イエス様によって導かれ、まことの羊飼いとなって私たちを養い導いて下さるのです。
クリスマスは幸いです。私たちを救うために、そして天国に生きることが出来るように、罪を赦し、永遠のいのちを与えて下さる。これ以上に大きなプレゼントはありません。
喜んで神様が与えて下さるクリスマスのプレゼントを受け取らせていただきましょう。

                 (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)