柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主の命令を守る」申命記11章8-17節

新しい年が始まりました。この年が喜びと感謝に溢れた年となるように願います。

聖書の神様は祝福を与えて下さる方です。私たちはどのようにすれば祝福に預かるか、
聖書から学ばせていただきたいと思います。


1,主の命令を守る
どうしたら神様から豊かな恵みを与えていただけるでしょうか。それは8節にある、すべての命令を守ることです。それは13節にも出て来ます。そこには三つのことが記されています。第一は聞き従うことです。自分勝手に行わない、神様が命ぜられていることを聞き、そしてそれを忠実に行うことです。そして、第二には神様を愛することです。主を愛するとあります。主とは真の神様、天地万物を造られた創造主です。この方はイエス・キリストです。ですから、別の言葉で言うならイエス・キリストを愛すると言うことです。そしてその次に、仕えることです。心を尽くし精神を尽くして、キリストに仕えることです。それは実際、キリストが私たちのためにされたことです。最後の晩餐の時、キリストは弟子たちの足を洗われました。それが、仕えることであり、愛することであり、そして父なる神に従うことだったのです。従う、愛する、仕える、そのことを行うなら私たちは素晴らしい恵みと祝福を神様から与えて頂くことができるのです。


2,神の祝福
それではどのような祝福を受けることができるのか。第一に地を所有することができると言うことです。それは約束の地カナンであり、9節には、乳と蜜が流れる国とあります。神様によって豊になる国です。その豊かさは、この世の豊かさとは異なります。この世の豊かさで象徴されているのはエジプトです。エジプトはナイル川によって肥沃な土壌です。10節を見れば、種を蒔き灌漑をするなら作物は豊に実のです。それがこの世の豊かさです。しかし、神の豊かさは異なります。カナンの地は平地ではありません。11節にあるように、山あり谷ありの険しい地形です。人間の努力によって豊になるところではないのです。そして不思議な言葉が出て来ます。天の雨で潤うと言うことです。天の雨は誰が降らしてくれるのでしょうか。それは神様です。人間の力に頼るのではなく、神によってすべてのものは満たされるという豊かさです。神様が恵み見よって潤して下さる、それが神の祝福であり、神の豊かさなのです。ですから、どんな険しい地形でも神様が祝福されるなら、満ちあふれるのです。そして、そこに喜びが注がれるのです。14節15節には、神によって潤された地の情景が描かれており、荒野がパラダイスに変えられる、ある意味イザヤ書35章の景色を思い起こさせるものがあります。その豊かさは、先の雨との血の雨によってもたらされます。先の雨は、種を植えるとき、の血の雨は収穫の時に降る雨で実りと豊かさをもたらすものです。私たちに取ってはリバイバルです。多くの魂が救われることが永遠の命の収穫となるのです。
ただし気をつけなければならないことがあります。神に対する不従順・反抗です。16節17節にあります。
神に従わないとどうなるか、天は閉ざされ地は産物を出さず、あなたは滅び去ると警告されているのです。6節には滅ぼされた、ダタンとアビラムの名が出ています(民数記16章)。

たとえイスラエルであっても滅ぼされるのです。
しかし、私たちが主を愛し、仕え、聞き従うなら、主は雨のように恵みを降り注ぎ、私たちを満ち足らせて下さるのです。



                 (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)