柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主に従う幸い」ルカ9章32-27節

1,命の大切さ

人のいのちほど大切なものはありません。イエス様は「人はたとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう」と言われました。
死んでしまったら、もうしゃべることも、楽しむことも、嬉しいこともなくなってしまうのです。自分の命ほど大切なものはありません。
たとい全世界を手に入れてしまっても、死んでしまったら意味はないのです。トルストイが書いたロシアの民「人にはどれほどの土地がいるか」の話しの中で、広大なシベリアの大地を駆け巡って日没まで帰ってきたらその土地をやろうと言われ、一人の男が一生懸命走り、ついに日没に滑り込みセーフで帰ってきたら二度と起き上がれなかったという話しがありますが、彼が得たのは自分の体を埋める墓地だけだったのです。
死んでしまったら何の意味もないのです。


2,肉の命と永遠のいのち

しかし、イエス様は不思議なことを言われました「自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者はそれを救うのです」、と。
実は、命と言っても聖書では2種類あります。一つは肉体の命です。それは、誰でも持っています。しかし、もう一つの命は、誰もは持っていません。それは何かというと、永遠のいのちです。それは誰も持っていないのです。
永遠のいのちを手に入れるためにはどうしたらいいのでしょうか。それには一つだけ、必要です。信仰です。信じることによって、私たちは、永遠のいのちを得ることができます。


3,罪のゆるし

私たちは死んだら何処に行くのでしょうか。知っている人は誰もいません。しかし、聖書を読むなら、天国があることがわかります。誰が天国に入れるでしょうか。良いことをした人でしょうか。
そうではないのです。なぜなら、全ての人は罪を犯したために、栄光を受けられない。天国には入れないとあります。天国に入れるのは、罪がゆるされた人だけです。どのようにして、罪がゆるされるのでしょうか。それは、十字架です。十字架には罪を赦す力があります。いや、十字架がなければゆるされることはできません。また、人を赦すこともできません。
十字架こそ、罪の解決であり、天国には入れる唯一の方法です。ですから、イエス様は、十字架を負ってわたしについて来なさいと言われたのです。十字架こそが天国には入れる、大きなカギなのです。
十字架によって、罪がゆるされる。それ以外に天国に行く方法はないのです。


        (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)