皆さん、イースターおめでとうございます。今日はイエス様が死の中からよみがえられた、復活されたことをお祝いする日です。
1,復活の宣教
キリスト教では二つの祭りがあります。一つはキリストの誕生を祝うクリスマス―降誕祭、そしてもう一つはキリストのよみがえりをお祝いする復活祭です。
そのどちらも、取るに足りない小さな人々が用いられました。クリスマスは羊飼いたち、そしてイースターは、キリストの弟子たちが伝えていったのです。
最初は、彼らも信じられませんでした。よみがえりについては、イエス・キリストご自身すでに弟子たちに話しをされていました。しかし、彼らはそれを現実のこととは受けとめられなかったのです。
この世には自然の法則があります。太陽は東から昇り西に沈みます。地球が自転しているからです。そして、太陽の周りを一年かかって回ります。そして、地球が少し傾いていることによって四季の移り変わりがあります。
また、人間も生まれて成長し、最後には死んでしまいます。それは、自然の法則の中にあるのです。ところが、イエス・キリストの復活はそれを超越しているのです。私たち人間には理解はできません。
しかし、事実キリストがよみがえったことによってキリスト教は全世界に伝わりました。この復活がなければ、キリスト教の意味がないほどに重要なことなのです。
弟子たちは、命がけで、いや自分の命に代えてこの復活を宣べ伝えたのです。
2,復活の力
弟子たちは、キリストの復活を通して変えられました。彼らは血気盛んなところもあり、死に至るまでもキリストについて行くことを誓いました。しかし事実は、キリストを見捨てて、逃げてしまったのです。そして、部屋に隠れて閉じこもっていたのです。
ところが、復活のキリストは彼らに現れました。弟子たちの反応はどうだったでしょうか。彼らは、主を見て喜んだのです。希望に溢れました。そして、11人はガリラヤで復活のキリストに再会するのです。そのところで、彼らはもう一度主に従う、信仰に生きることを確信したのです。
それは、キリストが生きておられる、彼らと共におられるそれが彼らのもう一つの新たな事実となったのです。
彼らは変わりました。復活の証人となりました。そして、聖霊によって全世界にキリストの復活を伝えるものとなったのです。
私たちも同じです。その約束に与ることができるのです。なぜなら、誰でもキリストにあるなら、キリストを信じるなら、新しく造られた、心が新しくされたものであると、神様は確信を与えて下さいます。
古い過去のことは、すべて赦され新しくなるのです。神様は私たちの心を新しくして下さいます。復活のキリストによって私たちの心は日々新たに、新鮮なものとなるのです。なぜなら、復活の力が与えられて、私たちの心・思いは新しいものとされるからです。
そのことによって、私たちはキリストのよみがえりを感謝し、そして、それを弟子たちと同じように証しすることができるのです。私たちは、その恵みに生かされ満たされて、ますますキリストの復活を心から喜びましょう。
(宣教者: 柏原教会牧師 西本耕一)