柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「約束の成就」ルカ24章45-49節

先週は、イエス・キリストがよみがえられたイースターでした。死んだ人が生き返る、なかなか信じられないことです。イエス様の弟子たちも信じられませんでした。ペテロもヨハネも、マグダラのマリヤもだれ一人として信じられなかったのです。
しかし、そのような彼らも信じることができました。また、私たちも信じることができるのです。


1,約束の成就

一つは、聖書の預言―約束が成就したことです。聖書には多くの、キリストに関する預言があります。300以上あると言われています。イエス様もここで、モーセの律法・預言者詩篇と言われましたが、旧約聖書すべてのことです。旧約聖書すべてに渡って、救い主イエス・キリストのことが書かれているのですが、そのすべてがこの世に現れたイエス・キリストによって成就したのです。ユダヤベツレヘムに生まれることや、その時に2才以下の幼子たちが殺されること、また、子ロバにに乗ってエルサレムに入られること、そして、ここにも出てきますが、木にかけられて苦しめられ殺されることが旧約聖書に記されていました。そして三日目に死の中からよみがえられることをイエス様は語られ、よみがえりには重要な意味があることを語られたのです。


2,罪の赦し

イエス・キリストの十字架の死と復活は何のためであるかと言えば、「罪の赦し」のためであると言えます。それはイエス様ご自身が47節で「罪の赦しを得させる悔い改め」と言われました。それは、エルサレムで始まりました。ペテロがエルサレムの町の広場で大胆に、イエス・キリストの十字架を語ったときに人々は心さされて「救われるためにはどうしたら良いのですか」と尋ねたのです。そして、ペテロは罪を悔い改めてイエス・キリストを信じ、洗礼を受けることを勧めました。その時何と3,000人の人たちが信じたのです。そしてそれは全世界に伝えられています。
また、信仰のゆえに迫害を受けている人たちもたくさんいます。でも彼らは仕返しをしません。むしろ、そのことを絶え、忍耐し、そして赦し、迫害する者のために祈り、愛しているのです。
キリストの十字架と復活は私たちに、罪の赦し、神との和解豊かな祝福をもたらします。


3,助け主聖霊

エス様は弟子たちに「あなた方は証人です」と言われました。今まで、議論して救われた人はいません。みな、証しを通して救われています。ペテロもそうでした。アンデレの証しを聞いてキリストに会ったのです。ナタナエルもそうでした。ピリポを通して、キリストに出会ったのです。私たちも、議論で勝つのではなく、キリストによって愛され赦され、そして約束の助け主聖霊によって証しすることができるのです。
私たちの力では、語れません。人を救いに導くことはできません。しかし、私たちが祈る中に聖霊は働かれ、私たちを通して語られ、私たちはそのことにより福音を語り、人は信じて救われるのです。その御働きは今も続いていくのです。

       (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)