柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主に信頼する幸い」詩篇84篇11-12節

新しい年になり、今年はこのようにしたいと目標を持っている方も多いと思います。自分の力で成し遂げることも幸いですが、私たちには、更に勝る素晴らしいものが与えられます。


1,信頼する幸い

12節に真の神様に信頼する、頼ることの幸いが語られています。主と太文字で書かれていますが、これは全能の神を表す言葉です。唯一のお方であり、万物を創造し何でもできる方です。この方を信頼することがいかに幸せなことだろうかとこの詩篇を記した人は語っています。
よく、神に頼るのは弱い人がすることだと考える人がありますが、私たちは果たして強い者でしょうか。悪習慣を止めることができない、そのような人も多くおられると思います。
ある人は、人間は頼るものだと言いました。物に頼り人に頼り、そして自分に頼る。しかし、それのものは自分を完全に支えてくれるでしょうか。そうではありません。当てになるものではないのです。物も人も、そして自分も当てにならないことがわかるときがあります。その時こそ、神に信頼することのすばらしさがわかります。


2,神のすばらしさ

主は太陽である、と11節にあります。それは、太陽が神であると言う意味ではありません。太陽は私たちの生活には欠かせません。熱を与え、光を与えて、命を成長させます。しかし、太陽は命を与えてくれません。神ではないのです。
しかし、主なる神は私たちに命を与え、太陽のようにエネルギーをもたらし光を与え、生きる力を与えて下さいます。イエス・キリストは「私は世の光である」と言われました。信じるなら、心に光が与えられ、暗闇を歩くことがないのです。
そして、盾となり、私たちをさまざまな苦しみや悩み、そして私たちを滅ぼそうとするサタンからも守って下さるのです。
更に、主は私たちに二つのよいものを与えて下さいます。
一つは、恵みです。恵みとは私たちがこの世で生きていくために、今必要なものです。いくつもありますが、その中で最も大切なものは、イエス・キリストの十字架です。なぜなら私たちはイエス・キリストの十字架によって罪過ちが赦されるからです。おそらく今まで全く失敗したことがない人はいないと思います。失敗したら、悩みますくよくよします。力が入りません。しかし、イエス・キリストの十字架は私たちの罪を赦し、私たちの心に慰めと励ましを与えて下さるのです。ですから、私たちは神様の愛と赦しが必要なのです。
二つ目は、栄光です。それは将来に与えられるものです。パウロは、その栄光を目ざしました。栄光とは復活のことです。新しい命によみがえり、天国で生きるという希望です。その希望は絶対に失望に終わりません。事実、イエス・キリストはよみがえられ多くの人に現されました。そして、その知らせが2000年経った、日本に伝えられたのです。


3,すべてを委ねる

あなたに信頼する、と言う言葉は、ただ心で信じるだけではありません。全部お任せするという意味があります。それこそ、からだを大の字になって横たわる、自分の体を投げ出すことです。神様にすべてを委ね、自由になり、気持ちは軽くなりす。
まさに、そうすることが神を「信頼する」ことなのです。イエス様を信じ、そしてすべてを委ねて、生きるものとさせて頂きましょう。

          (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)