柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「神は愛です」1ヨハネ4章7節

特別伝道礼拝

講師:高田義三牧師
(チャーチ オブ ニュージーランド日本大阪教会牧師、ジャパンミッションセンター代表理事
題:『神は愛です』1ヨハネ4章7節
『愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています』


私は50年前、本田弘慈先生の神戸中央教会に一年通いました。本田先生は、よく『神は愛なり』というみ言葉を語られました。このみ言葉は、私の約半世紀の‘実感‘でもあります。
私は14歳の時、父親が突然亡くなり、トンネルに入り込んだような状態になりました。人間は死んだらどこにいくのでしょうか。どうして生まれ、なぜここにいるのでしょうか。解決できないまま、高校から、逃げ場として『音楽』にのめり込みました。大きなコンサートにも出ました。しかし、私の心の闇を払拭するものではありませんでした。
そして、23歳の時、22か国を2年半で回る計画を立て旅に出ました。これが、不思議な神のご計画であったことが、あとでわかりました。日本から8000キロも離れたところのニュージーランドオークランドへ私を放り投げて下さって、『新しい命』を与えて下さった。父の死から9年のちに、キリストに出会い、暗闇から光が差し込んできました。イエス様は『私は世の光である』と言われています。この体験が、あまりにも素晴らしかったので、あとの予定をキャンセルし、罪許された者として、新しい命を与えられたものとして、せめて家族や友人に伝えたいとの思いが強くなり、日本に帰りました。
神の愛は、特別な愛です。代償を求めない、一方通行の愛です。その愛の源が神であると、先ほど読んでいただいた聖書の箇所に書いてあります。
神の愛のあらわれがイエス・キリストです。人々がどうしても人生で出会っていただかなければならないお方がイエス・キリストです。このお方のもとに来るときに、神様はゆるしをお与えになります。聖書に『義人はいない。ひとりもいない』と書かれています。キリストのもとに来ます時に、あなたの罪の身代わりとなって下さったイエス・キリストに免じて罪が許されるのです。
罪には二つの罪があると聖書は言っています。私たちが『したいと思う良いことは行えず、してはならない悪いことをしてしまう』のは、『原罪』というものがあるからです。アダムとエバ以来、私たちには、神に背を向ける、罪の遺伝子が入り込みました。世界には、人間のつくった様々な宗教があります。ただ排斥するのではなく、妥協するのではなく、これらの神様は『ほんとうの神様』への道しるべと考えるべきです。この原罪の解決なくして、私たちには本当の喜びはありません。
人間が神を求めるというよりも、私たちが神から離れた時も、ずっと探し続けて下さっている。今日の伝道礼拝も、そのために開いて下さっている。日本には約8,000の教会があります。その地域の人々に神様を伝えるために立てられています。
聖書の中の言葉で『神は、実にそのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである』(ヨハネ3−16)と言われています。
今日、まだキリストを救い主として受け入れておられない方がおられましたら、神の前に正直に罪をあらわし、2000年前に私の罪のために、身代わりとなって死んで、三日目によみがえって下さった方を、救い主として受け入れて、新しい命のスタートを切って下さい。