柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「復活の大いなる業」マタイ12章38-42節

エス様は復活され、たびたび弟子たちに現れご自身が真の救い主―神であることを示されました。しかし、この事は復活される前からも語られていたことです。
エス様の復活は、私たちにとって、生きる希望であり力です。


1,しるしを求める時代

エス様は律法学者・パリサイ人たちと話されたときも復活のことを語っておられました。もちろん病を癒やしたり、悪霊を追い出されたり奇跡の数々を行われましたが、しかし彼らは、心のかたくなさ故、イエス様を救い主であると信じることができませんでした。
そして彼らは、神であることの証拠を求めたのです。それに対してイエス様は、「悪い、姦淫の時代である」と彼らにはっきりと言われました。すなわち真の神様に忠実に従わない、神に仕えない彼らの信仰の姿を言われたのです。確かに形としては、神殿に行ったり聖書を読んだり祈ったりはしていたのですが、信仰の本質である「神を愛すること、人を愛すること」を行ってはいなかったのです。聖書の律法の根本は愛です。神を愛し、人を愛する。そのことが語られています。そして神の愛の具体的なことをイエス様は行われました。病の人を癒やし、悪霊を追い出され、神様の愛とあわれみを発揮されたのです。
その極みが、十字架でした。十字架にすべての人の悪と罪を身に受けられて、罪人のために、罪を赦すために死んで下さったのです。ですから、十字架こそ愛の象徴であり、罪の赦しの具体的な方法であったのです。十字架によって私たちの罪は赦され、そしてキリストの復活によって、罪の赦しは保証され、新しいいのちに生きることが復活によって実証されたのです。


2,復活のしるし

そしてイエス様は、ユダヤ人が求めるしるしに対して、ヨナのしるしについて語られました。ヨナのしるしは何かというと復活です。ヨナ書に出てくる預言者ヨナは神様に従わず逃げて行きましたが、魚にのみ込まれ、そこで悔い改め、ニネベに行き、救いを宣べ伝え、人々は悔い改めて救われたのです。三日三晩魚の中にいたことが復活のしるしであり、裁きの日には何と、悔い改めたニネベの人たちが、人々を裁くとイエス様は言われたのです。 そしてもう一つは、南の女王―エチオピアのシェバの女王ですが、彼女はソロモンの偉大さを噂で聞き、それが本当であるか知るためにはるばると遠くアフリカのエチオピアからユダヤに来たのです。そして彼女は、噂よりも遙かに優れたソロモンに会い、歓待を受けたのです。そしてイエス様は、そのソロモン王よりも遙かにまさった方なのです。
エス様こそ、神の知恵であり、そして、私たちの罪を赦し、贖いを成し遂げて下さった方です。この方は知ることは、全世界の知識に遙かにまさり、永遠であり絶対的なものなのです。 
この世はイエス様が語られたように、悪を行い、神に従わないやがては滅びに向かっているものです。私たちはそのようなものに捕らわれることなく、またサタンの窓わしに騙されることなく、神様の真実な愛、そして永遠のいのちに心を向けさせていただいて素晴らしい恵み喜びに預かるものとさせていただきましょう。


                 (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)