柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

祝福の喜び」申命記30章9-10節

多くの人が幸せになりたいと願っています。真の神様は永遠に変わることのないまた、朽ちない幸せを私たちに与えて下さいます。


1,祝福の神

真の神様は実は私たちに豊かな恵み祝福を与えて下さる方です。創世記1章28節には、人を祝福される神様の姿が記されています。「生めよ。ふえよ。地を満たせ」そう言われて、神様は地の全てのものを治めさせる権威を与えられました。ところが人間は傲慢になり、ついには神と等しくあることを求めたのです。わがままになり、欲望の思うままを行ってついには、神様に敵対するサタンにだまされ、神様との約束を破ってしまったのです。
神様との約束はそんなに難しいものではありませんでした。ただ、エデンの園の中央にある木の実をとって食べてはいけない。死ぬからと言われていたのです。ところが、アダムとエバはそれが見るからに美味しそうで、食べてくれと言わんばかりに熟してもう我慢ができず、食べてしまったのです。そのときに、彼らは解りました。目が開かれました。自分の醜さ、汚さ愚かさがわかり、彼らはイチジクの葉をとって自分を隠そうとしたのです。しかし、それはまったくむなしいことであったのです。彼らには平安はありませんでした。なぜなら、約束を破ってしまった。罪を犯してしまったからです。罪を犯す人には、心の平安はありません。ぐっすり眠ることができないのです。私たちも、心配があり、悩んでしまうと眠れないことがあります。本当に平安を持つことは大切なのです。


2,回復の神

そして、神様は祝福の神であると共に、回復の神です。再び元気にして下さる。一度失敗しても、それでも赦して下さる。何度失敗しても大丈夫です。必ず赦し、そして前と同じように私たちを幸せにして下さるのです。なぜなら、9節の終わりに「再び、あなたを栄えさせて喜ばれる」と言われています。その前には、「あなたの先祖たち」という言葉がでています。それは、イスラエルの民です。イスラエルは何度も裏切りました。神に背き、離れ、また仲たがいをし、争い、傷つけ合い、傷みを受けるものであったのです。それでも、神様はそのイスラエルを愛され、回復の恵みを与えられたのです。それはまた歴史が証明するところです。
新約聖書でイエス様は放蕩息子の話をされました。放蕩息子は、期待を裏切り、破滅の人生を歩んだのです。しかし彼は立ち直りました。そしてまた、再び神様に愛される、豊かな養われる人生をえることができました。それはなぜでしょうか。
「主に立ち返る」と言うことです。放蕩息子は、どん底までに堕ちたとき、自分の惨めさ弱さ愚かさが解ったのです。それでとどまりませんでした。彼はこう言おうとはっきりと言ったのです。私は天の神に対してもお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にして下さいと、お詫びしたのです。心から悔いて、誤りました。彼の父は赦しました。それは、行動で解ります。最上の服を着させ、指輪をはめ靴を履かせ、子牛をほふって大宴会を催したのです。「死んでいた者が生き返った」葬大喜びしたのです。
私たちは、神を知らずに歩んでいました。しかし、心のむなしい、また滅びの道に向かっているような私たちを愛し、憐れみ、イエス・キリストは身代わりになって赦して下さいました。私たちは、神の子としての特権が与えられました。神の愛の豊かさを知り、また、幸いが与えられるのです。精神的にもまた物質的も神様は必要を満たして下さるお方です。
まず、私たちはこの方を信じ、そして神に立ち返り、十字架の愛と恵みによりますます豊かにさせていただきましょう。


  (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)