柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「豊かな実を結ぶクリスチャン生涯」ガラテヤ5章16-26節


2012年柏原教会新年聖会礼拝
『豊かな実を結ぶクリスチャン生涯』
ガラテヤ5章16〜26節
講師:横田武幸牧師(福岡教会、元日本イエス・キリスト教団委員長)



今日お話したいことは『御霊(みたま)によって歩きなさい』と言われる神様のお言葉です。
『そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません』(ガラテヤ5章16)とあります。
誰でもキリストにあるならば、新しくつくられたものである。『古いものは過ぎ去った。見よ、すべてが新しくなったのである』
罪がゆるされて、クリスチャンになった時、バブテスマ(洗礼)を受けた時のあなたの感激はどうだったでしょうか。
しかし、新しくなったはずの私が、1週間も経たないうちに、昔の“病気”が出てくる。完治したはずではなかったのか。気がついたら、『人をけなす』『罪の誘いにぐらぐらする』古い昔の性質が頭をもたげてくる。
バブテスマにも“賞味期限”があるのでしょうか。バブテスマは30日を過ぎると、また昔に戻ってしまうというものではない。
問題は、新しくなったあなたの、そのあとの歩みを、どのようにするかです。
新しい歩みのエネルギー源、動力は何でしょうか。
今までは、自分のプラン、自分の生き方、自分の哲学、自分の趣味であった。しかし、キリストによって全てがリセットされ、更新された。キリストの命によって歩むものとされた。だから、パウロはここで『御霊によって歩きなさい』と強調しています。この『歩きなさい』は現在命令形で、(今も将来も)継続して歩きなさいということです。
そうすれば、たどたどしい歩みであっても、一歩一歩歩んで行けば、御霊の実を人格の中に結実させることができる。『御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です』(ガラテヤ5章22節)

以前に、岩波書店から出ている『平和的信念』という本を読みましたが、その中に、アメリカの実業人に「経営者にとって何が大切か」とういうアンケートで、『自制心』と答えた人が一番多かったそうです。
御霊様に「弱い自分を誘惑から守って下さい」と祈り続けながら、一歩一歩、『御霊によって歩きなさい』との神様の命令に従って、豊かな実を人格の中に、生活の中に結実させていただきましょう。