柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「ゴールを目ざして」ヘブル12章1-3節

新しい年が始まりました。今は言うなれば、スタートラインに立ち、出発の合図を聞いて走り出したところであると言えると思います。私たちの今年の目標は何でしょうか。そして、その目標にどのように到達できるでしょうか。
私たちの地上の生涯はよく、マラソンにたとえられます。おそらくここに出てくる競走もマラソンのことではないかと思います。そして、この著者は私たちに信仰のすばらしさを語ります。


1,重荷と罪を捨てる

最近はマラソンがブームになっています。健康志向も働いて市民ランナーが沢山マラソンに参加しています。中には様々なコスチュームを着たり、着ぐるみで走っている人たちもいます。しかし、そうした人たちは最初にゴールすることはほとんどありません。おそらく参加することに意義を感じている人たちであると思います。実際の競技では、短パンでランニングシャツの選手がほとんどです。なるべく身軽で、体の負担にならないように服装にも気を付けます。
私たちの信仰を考えるときやはり、ゴールを目ざして走るには、重荷を捨てて妨げとなる罪も捨てなければなりません。おそらくここで言われていると罪とは不信仰の罪ではないだろうかと思います。神を信じられない、信じようとしない、否定的なその思いを自分の内からまず捨ててしまうことです。


2,イエスから目を離さない

いくら足が速くても、コースから外れたりゴールしなかったら失格となってしまいます。キリスト教の信仰の中心はイエス・キリストです。そして、私たちのゴールはイエス・キリストにお会いすることです。それは、天に召されてキリストの御座に近づくことなのか、或いはキリストが再臨されてお会いするのかわかりませんが、いずれにせよ私たちの信仰のゴールはイエス・キリストにお会いすることです。
そして、キリストは信仰の創始者であり完成者であると聖書にあります。私たちはキリストの十字架によってすべての罪が赦され、新しいスタートを切ったのです。そして、信仰のゴールまで導いて下さるのもキリスト御自身です。
ペテロは湖の上におられたイエス様に行かせて下さいと言いました。そして、波の上を歩きイエス様に近づきました。しかし、彼はイエス様から目を離し、波風を見て溺れそうになったのです。それでもイエス様はペテロに手を伸ばされ引き上げられました。私たちもイエス様から目を話すと沈みます。いつもイエス様を見させていただきましょう。


3,十字架を思い起こす

エス様は十字架を耐えられました。それは私たちを赦し、愛される故のものです。その事を思い出して私たちは今の時代の苦しみを耐え忍ぶのです。多くのクリスチャンはそうしてきました。
私たちには十字架があります。力が湧き溢れます。「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」(?コリ 1:18 )心が癒され元気を回復させていただいて人生のゴールを目ざしましょう。


         (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)