柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「信仰によって遊女ラハブは」へブル11章31節、ヨシュア2章1-24節

 『信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従順な人たちと一緒に滅びることを免れました。』


 今日は信仰によって、心の目が開かれたラハブという人の話です。


 信仰とは、真実(まこと)の決して偽らない、裏切らない神様に、真実に、誠実に応答していくことです。
 遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたとあります。穏やかにとは、心に平安をもって、この斥候を歓迎したのです。
 生まれや育ちや生活において、神の対象になっていないような人にさえ、神様は心から「助けてください」「失敗しました」と告白する時、そして神様との約束を守る時、私たちのいのちを死から救い出して下さいます。


 信仰の特色は3つあります。
① 私たちの側でなく、神様の側に立って聞く。聞いたならば行う。いやいや従う『服従』ではなく、大切なのは『聴従』、また心のうちから従う『従順』です。
『遊女ラハブも、使者たちを招き入れ、別の道から送り出したため、その行いによって義と認められたではありませんか』(ヤコブ二章25節)
『たましいを離れたからだが、死んだものであるのと同様に、行いのない信仰は、死んでいるのです』(ヤコブ二章26節)
② 信仰を継続していく。
③ 失敗を恐れずに。ペテロも地上でも海上でも神様から目を離しました。


 遊女ラハブはマタイ一章5節にありますように、イエス・キリスト系図の中に入れられています。
 私たちの罪のために十字架であがないの血潮を流して下さったイエス・キリストは、復活され、天に昇り、今もとりなして下さっています。永遠のいのちを与えて下さいます。
 ラハブがしたように自分だけでなく、家族や周りの人々に機会をとらえて、この福音を伝えていきましょう。

 

(宣教者:インマヌエル仙台教会名誉牧師 田中敬康師)