柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「力を与える神」詩篇119編49-56節

私たちはたとえ苦難の中にあっても、神様は私たちに素晴らしい恵みを与えて下さいます。

1,人生の喜び

私たちの人生はよく旅にたとえられます。旅には目的があります。私たちの目的は何でしょうか。それは、天の御国・天国です。それを目ざして、私たちは旅をしているようなものです。 信仰の父と言われたアブラハムも、旅人でした。彼は行く先を知らず、神様が示される地へと旅をしていったのです。彼の当てになるものは何だったでしょうか。それは神の約束、神の御言葉であったのです。それは現在も同じです。私たちは、神様の約束みことばによって、進むべき方向を知り、神様の励ましによって前進できるのです。
アブラハムは、神様の約束を信じていました。その子孫が、空の星のように、海辺の砂のように多く与えられることを信じていたのです。それが信仰です。私たちも彼と同じように、神の約束、聖書のみことばによって歩むものでありたいものです。
まさに神のみことばは心の原動力になってわき上がってくるのです。


2,御言葉による励まし

彼に約束されたことは、彼が100才になって実現しました。それはひとり子イサクが与えられると言うことです。ところが神様は何と、イサクを献げなさい、犠牲としなさいと言われました。それは残酷な命令でした。やっと与えられたひとり子を献げることは肉親の親にとって自分の身が切られるよりもつらいことです。
しかし、アブラハムは信仰によって、神に従いました。神様は、無から有を造り出し、いのちを与えて下さる方だ。彼はこのことを信じて、イサクを献げたのです。神様は彼の手を止められ、イサクを生かして与えられました。
どんな困難な中にも、神様を信じて従うなら神様は私たちに素晴らしい祝福を恵みを与えて下さるのです。それはまさに、私たちへの希望(49)慰め、いのち(50)となるのです。


3,この世での勝利

神のみことばは私たちに勝利をもたらします。51節には「高ぶるもの」とありますが、この世では私たちより力があるもの能力があるものがいます。そして私たちは嘲られることがあるかもしれません。しかし、それでも神のみことばは、私たちに力を与え慰め、いのちを与えて下さいます。旅の歌となり元気を取り戻し、この世の旅を天国目ざして歩んでいくことができるのです。
夜のように真っ暗となり、先が見えないときもあるかもしれません。しかし、私たちは救い主を覚え、神のみことばによって勝利していくことができるのです。


           (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)