柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「新しくされる」2コリント5章17節

もうすぐ新年を迎えます。新しい年の支度をそれぞれにされていることと思います。私たちの心も新年を迎えるにふさわしく新しくなれれば幸いです。
どうすれば心が新しくなるでしょうか。


1,キリストのうちにある

パウロという人がこの手紙を書きました。コリントは港町であり、道徳的にも大変乱れた町だったようです。その町にいる人たちに書いたのです。しかし、その彼も最初からクリスチャンではありませんでした。彼は迫害者でした。ところが、復活のキリストにお目にかかって人生が変わったのです。何が彼を変えたのでしょうか。キリストの愛です。彼もまたイエス・キリストの十字架により生き方が変えられました。迫害する人から、愛の人に変えられたのです。
彼は、キリストの内にあるならと言いました。聖書を勉強したり、修行をしたりするのではなく、キリストの内にあるなら新しくなると言っています。それは別のことばで言うなら、愛に満たされることです。
私たちの心がキリストの愛に満たされるなら、私たちは豊かになりどんな困難や苦しみをも乗り越えることができるのです。実際パウロはそうでした。彼はクリスチャンになり、たくさんの迫害を受けました。それでも、愚痴を言ったり嘆いたりしなかったのです。それどころか、神様をほめたたえ、賛美をしているのです。それは、彼の心がキリストの愛に満たされていたからです。キリストが私の内に生きておられる、それが彼の力であり原動力となりました。


2,新しく造られる

心の中に、キリストがおられる―それは非常に不思議な体験です。おそらく今までとは全くちがった生き方になるのではないかと思います。パウロは律法主義者でした。規則を守るのに精一杯の生き方をしていたのです。おそらく心の余裕はほとんどなかったと思います。
しかし、人間には心のゆとりは大切です。遊びが必要です。たとえば車のハンドルには遊びがあります。少し切ってもすぐにそのまま曲がりません。遊びがあるからです。ですから、ある意味、気軽にハンドルを操作することができるのです。私たちにもそのような遊び、すなわち心の余裕が必要です。
彼は、イエス・キリストを信じることにより心の余裕ができました。すなわち人を赦し、受け入れることができると結うことです。そして、それは私たちにも与えられます。教会には色んな人が来ます。すべて受け入れられます。なぜでしょうか。イエス・キリストを信じる信仰によって受け入れられるのです。全て重荷を負って苦労している者は私のもとに来なさいとキリストは受け入れてくださいます。そして、私たちをそのように新しく造りかえられ、受け入れる愛し合うものとしてくださるのです。


3,新しくなる

それは、私たちの心が変えられる、造りかえられるのです。私たちの心には、古いものがあります。反抗心や、憎しみ、争い、怒り、ねたみ、不品行、汚れ、欲望といった罪が私たちの心を悩ますのです。
その古いものを、キリストは十字架に背負ってくださり、私たちの罪を心から取り除いてくださるのです。古いものは過ぎ去り、全てが新しくなるのです。
私たちの心も、十字架によって変えられます。新しくなるのです。そのことを信じましょう。

       (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)