クリスマスおめでとうございます。ご一緒にクリスマスを祝うことができ感謝します。イエス・キリストは、私たちの救い主です。様々な悩み苦しみから私たちを救い出して下さいます。
1,平和に導いて下さる
今、世界のことを考えると平和ではありません。パレスチナのガザや、ヨーロッパのウクライナでは戦闘状態です。多くの尊い命が失われ、女性や子ども弱い人たちが傷つけられています。一日も早く平和な日が来ることを祈る者です。
この平和には、私たちの心の平安という意味もあります。年末になり、何かと慌ただしく動いているのではないでしょうか。
まず私たちは自分の心に平安をいただいて落ち着いた行動をとりたいと思います。あれもしなければならない、これもしなければならない思うと気が焦り、失敗してしまうことも多々あると思います。
誰が心を落ち着かせて下さるでしょうか。
2,曙の光が照らして下さる
それはイエス・キリストです。キリストが私たちの心を明るく照らして下さるのです。色々な物事で、私たちの心がふさがれてしまうことがあると思います。しなければならないという責任に心が潰されてしまうのです。しかしそれを私たちから解放し、助け出して下さるのはイエス・キリストです。
79節に「暗闇と死の陰に住んでいた者」とありますが、それは私たちのことです。
この世は競争社会です。生きるためには、それぞれの場面で競うことがあります。
人よりも良くしなければならない。まただダメにならないように頑張らなければならない。その思いに囚われて余裕を失い、心がくらくなってしまうのです。
その重荷を取り除いて下さるのがイエス・キリストです。
「すべて重荷を負って苦労している者はわたしの元に来なさい。あなたがたを休ませてあげよう」と言っておられるのです。
しかもキリストは、私たちの所に来て下さる方です。「いと高き所から私たちを訪れ」とありますが、天の御座から降(くだ)ってこられ、私たちの所に来て下さるのです。
訪れるとあるのは、まさに重病人をお医者さんが訪問診療するようなものです。来て私たちを手当てして下さるのです。私たちの暗く沈んだ心を希望と喜びで明るく軽くして下さるのです。
3,罪が赦される
その希望の光とは何でしょうか。それは罪の赦しです。
罪とはなんでしょうか。殺人や窃盗もそうですが、うそをついたりだましたり、果ては悪口を言ったり憎んだり、心の中で思うことも罪です。もちろん神に逆らうこと従わないことも罪です。すべての人は「罪人」と言われています。
しかし、神様は愛の方であり、そのあわれみによって私たちを救われます。
77節に知識を与えるとあります。それは聖書です。聖書を通して私たちに、自分の罪を教え明らかにしそして私たちを、暗闇と死の陰から救い出して下さるのです。
そのために父なる神は、救い主イエス・キリストを私たちに遣わして下さったのです。
私たちはまず、自分の内側にある心の闇、すなわち罪を取り除いていただき、心に希望と喜びを与えていただいて、平和の道を歩ませていただきましょう。
(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)