柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「わたしはあなたを愛する」 イザヤ書 43章1~4節

 今日から12月です。もうすぐクリスマスです。プレゼントをもらったりごちそうを食べたり楽しいときです。しかし一番素晴らしいことは、「わたしはあなたを愛している」これがクリスマスの中心的なメッセージです。


1,わたしは贖う


 「贖い」とは難しいことばです。普段遣いません。これは代価を払って買い取る、自分のものにするという意味です。ある牧師先生の証しですが、コソ泥に入られ自分の本が盗まれた。あるとき古本屋に入ると珍しい神学書が入っている、裏を見たら自分の名前が書いてあった。お金を払って買い取った。という話しを聞きました。もう一度自分のものにするという意味があります。

 ヤコブはずるがしこい人でした。彼は兄をだしぬき、父をだまし家の財産を手に入れようとしました。しかしその魂胆がバレて家を出ました。そのような中に、神様に出会いそして彼は信仰を持って歩み、神様からの幸いを得たのです。
ヤコブとして生まれましたがイスラエル―神の皇太子に彼は造り変えられて信仰に生きる人となったのです。


2,わたしはあなたと共にいる

 たとえ火の中水の中、神様は苦しい中、滅びそうになる中にも共におられます。
ダニエル書3章に3人のユダヤの青年が金の像を拝まないことで炉の中に投げ込まれましたが、そこには第4の人の姿が見え、なんと彼らは以前と変わらない姿で出てきたのです。王様は救い出された神をほめたたえ、3人の青年を高官に取り立てたのです。神様は苦しみの中にも共に居てくださり、守り祝福して下さるのです。


3,あなたの救い主

 神様は私たちを救って下さる方です。どんな悩み苦しみ、そして永遠の滅びからも救い出して下さる方です。

 英国に、迷子の郵便配達屋さんと言われた人がありました。
宛名が不完全で届けることができない。そんな郵便物もわざわざ足を運び一軒一軒時間をかけ届けたのです。その家族に待望の男の子が生まれました。そして家族4人で楽しいクリスマスをお祝いしよう、そう思っていた矢先、赤ちゃんは高熱を出し天に召されたのです。彼のショックは大きく鬱になってしまいました。仕事も手に着かなくなりました。

その時、迷子の郵便が届きました。
サンタさんへ、たどたどしい字で、お父さんを直して下さい。天国の赤ちゃんに汽車と車のおもちゃをツリーの下に置いておきます。届けて下さい。
私はプレゼントはいりません。代わりにお父さんをもとのお父さんに直して下さい。マリリンより。とあったそうです。

それは自分の娘さんでした。彼はそれを読み、泣いて悔い改めたそうです。自分のためにお祈りしてくれている。息子は天国の神様のもとにいる。
そして自分のために、プレゼントはいらない。お父さんを直してと言っている娘がいる。彼は自分の不信仰を悔い改め改めて感謝し、なんと癒やされて、郵便配達に復帰したということです。

 神様は私たちを愛しておられます。私たちを慰め、力を与えられます。
神はその一人子を賜ったほどに、私たちを愛され、御子イエス・キリストを信じる者は滅びない、永遠のいのちを得ると約束されています。

 これほどまでに、私を愛して下さる神様を信じ、感謝をお献げいたしましょう。

 

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)