柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「心を新しくする」エペソ4章17-24節

今年も半年が過ぎ、後半に向かって行きます。神様から新しい思いを与えて頂き、前進させて頂きたいと思います。


1,キリストに似た者となる

クリスチャンは、イエス・キリストを信じたらそれでおしまいかというとそうではありません。むしろそれは出発であり、目ざす方向があります。それは、キリストに似た者となると言うことです。15節に、かしらなるキリストに達するとあります。私たちはキリストに似た者となる、信仰において霊において成長していくことです。
なぜなら、この世はエペソ2章にあるように、サタンがこの世の王であり、クリスチャンを自分と一緒に滅ぼそうと忍び寄ってくるからです。14節には、人の悪巧み、欺き、策略といったものが働いて、クリスチャンを吹きさらし、波に沈ませてしまうのです。
日本では、クリスチャンの平均寿命は2〜3年といわれています。悲しいことですが事実です。まさに、悪魔はクリスチャンを奈落の底へと沈ませようと、狙っているのです。ですから、それに打ち勝てるように、成長しなければなりません。いつまでも子どものように身勝手に振る舞っていれば、やがて滅ぼされてしまうのです。


2,愛のうちに建てられる

クリスチャンは一人では弱い者です。悪魔に立ち向かうことはできません。ですから、イエス様は、私たちを群れとされました。エクレシア―召されたもの、すなわち教会とされたのです。教会とは建物ではありません。クリスチャンが組み合わされたものが教会と言えるでしょう。
建物でも、土台があり、柱があり、壁があり、屋根があります。それで、一つの建物となります。同じように、教会は、いろんな人が組み合わされて教会となるのです。みんな一人一人ちがいます。賜物もちがえば役割もちがいます。その違いを私たちは、認めなければなりませんし、受け入れなければならないのです。あの人は、私とちがうからだめだと批判してはならないのです。16節の見るならば、キリストによってそのちがう一人一人が組み合わされ、結び合わされ、愛によって成長し、建てられると約束されています。家は柱だけが大きくなるのではありません。屋根が大きくなり、他は小さいということはあり得ません。バランスがあります。教会も、バランスがあって成長するものです。子どもが、手だけ大きくなったり、足だけ大きくなると異常です。教会も、キリストによって、しっかりと結びあわされることにより、バランスが取れて成長するのです。


3,新しい人を着る

成長するために必要なことは、新しい人を着ることです。そのためには、古い人を脱ぎ捨てなければなりません。古い人とは、空しい心、かたくなな心、道徳的に無感覚、不潔な行い、人を欺く情欲等のことです。
そんなものが心にあるならば、成長するどころか永遠の滅びに行ってしまうのです。ですから、パウロははっきりと、脱ぎ捨ててしまえ、と言っているのです。それは、捨て去らなければなりません。古い人を着ていると永遠の滅びに行ってしまうのです。
そして、私たちは新しい人を着なければなりません。それは、キリストを信じ、キリストに聞き、従う人生を歩むと言うこと生きるということです。
新しい人を着るなら生き方が変わります。その通りに生きることができるのです。私たちも、キリストを着たなら、キリストが生きたように、人を愛し、喜んで献げていく生活ができます。新しい人を着させて頂きましょう。


            (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)