柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「感謝の心を持つ」 コロサイ人への手紙 3章15節

 私たちは神様ということばを聞くとき何を思い浮かべるでしょうか。ある人は「神頼み」と言いました。なるほど、神様助けて下さい。こうなるようにして下さい。そういうことが多いのではないでしょうか。

 それでは、神様は私たちに何を願っておられるでしょうか。それは「感謝の心を持つ人になりなさい」ということです。この神様のことばの中にも、神様の愛と恵み、神様の知恵を見いだすことができます。

 


1,自分の弱さに打ち勝つ

 もし、相手が批判したり、皮肉や嫌みを言ったらどうでしょうか。「心の中で、この野郎」と叫ぶのではないでしょうか。もし言ってしまうと、怒りや憎しみ、復讐心が次々とわいて出てくるかもしれません。しかし、相手のことばに対して「ありがとう」と言うなら、穏やかな平和な心、あるいは反省、そして相手の忠告を受け入れてもっと良くなろうと思うのではないでしょうか。「ありがとう」ということばには、私たちの心を怒りから、平和に変える力があるのです。

 


2,人間関係の潤滑油

 「ありがとうは」人間関係の潤滑油です。あるとき、ドアがキイキイ音が鳴り開け閉めがうまく行かなくなりました。ところが、呉55 6 を注したら音がしなくなりました。そして開閉が楽になったのです。潤滑油は必要です。私たちの人間関係も、「ありがとうの」一言でうまく行く、問題が解決することがあるのです。

 


3,感謝の心を持つ

 この世には色んな悩みや不安苦しみがあります。物価高、者の値上がり、コロナ感染、どうしてこうなるか、この世には感謝できない多くのことがあります。

 しかし問題は、外側のことではなく自分の心です。感謝することがあるから、感謝する。感謝することがないから感謝しない。ではなく、どんなことがあってもどのような状況になっても感謝できる心を持つことです。人は黴菌(ばいきん)によって病気になりますが、取り除くことも大切です。
黴菌(ばいきん)に打ち勝つ頑強な体を作ることが大切だと思います。

 私たちの心も、誘惑や悪に打ち勝つ強い心になるためにはどうしたらよいでしょうか。いつも不幸の種を拾い集めるより、どんなことにもどんなときにも感謝できる心を持つことではないでしょうか。

 それは「キリストの平和があなたの心を支配するようにしなさい」と言うことです。
キリストの平和が私の心を支配する、キリストが心を治めて下さる。キリストが守ってくださる。 キリストには力があります。

 私たちの罪を赦す、十字架の力があります。キリストには復活の力があります。
死からよみがえり、私たちのいのちをも滅びから救い、悪しき者から守られる力があるのです。

 私たちは信じることができます。信仰によって心が、感謝に変えられるのです。

 自分の失敗が十字架で赦された、死ぬべき者に永遠のいのちが与えられた。これほど感謝なことはありません。私たちは、罪を数えて暗くなるより、赦された恵みを覚えて感謝する者とさせていただきましょう。

 

 

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)