柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「新しい力を得る」 イザヤ40:28-31,使徒の働き1:8

教会の暦に「ペンテコステの日」があります。今年は5月11日でした。私たちの教会では、特別伝道集会があり、18日になりました。ひと言で言えば、教会誕生の日です。ペンテコステは日本語で、五旬節(ごじゅんせつ)と訳されています。それは50日という意味があります。キリストがよみがえられたイースターから数えて五十日の日がペンテコステの日です。その日、弟子たちは、イエス様が約束されたように、聖霊が彼らの上に臨まれ、彼らは喜びと力に満たされ大胆にイエス・キリストを証ししました。私たちもそうなりたいものです。

1.主を待ち望む

まず、神を待ち望むことです。主なる神は、永遠の神であり、地の果てまで創造された全能の神です。疲れることもたゆむこともありません。「疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつけ」られる方です。(29節) 私たちにはその力が必要です。イエス様の弟子たちはどうだったでしょうか。彼らはユダヤ人を恐れ、部屋に閉じこもっていたと聖書にあります。彼らはまさに、疲れ、たゆみ、つまずき倒れていたのです。
しかし、彼らは主を待ち望みました。使徒の働き1章14節を見ますと、心を合わせ、祈りに専念していたとあります。驚くべき事です。あの自分本位で決して仲の良くなかった弟子たちが、心を合わせて祈る。それはまさに奇跡です。主の十字架の御姿を見て、彼らの心は砕かれ、一つとされたのでしょう。彼らはひたすら主御自身を待ち望み、祈りました。

2.どのように力を得るか

イザヤ書40章31節に、鷲のように翼をかって上ることができるとあります。鷲は上昇気流に乗っかって、高く舞い上がることができます。鷲はただ羽を広げ、風を受けて気流に押し上げられるだけです。けっして、自分の羽をばたつかせているのではないのです。私たちクリスチャンも、自分の信仰の羽をばたつかせ、一生懸命がんばって必死に飛ぼうとしているのではないでしょうか。そんなことする必要はありません。御霊の風をうけ、羽を伸ばして、上げていただいたらいいのです。
自分の力でなく、聖霊のちから、いや聖霊様御自身が私たちの内にあって働かれ、御自身の御業をなされるものとさせていただきましょう。
聖霊様が私たちに臨まれるなら、私たちはキリストの証人、主の愛を大胆にあのペテロのように証し出来るのです。

                  (説教者:柏原教会牧師 西本耕一)