聖書箇所:「男はその父母を離れ、妻と結び合い、二人は一体となる」(創世記2:24)
健やか家族、三つの秘訣
〈序〉子ども川柳から見えてくるもの:母親の支配性や情緒不安
ある児童精神科医:以前は本人が治療対象、今は、家族全体が治療対象。
そこで、家族全体の健全さのための三つの秘訣をお話。
その1:夫婦の親密さ〜「二人は一体となる」
聖書的家庭観:夫婦は一体、親子は二の次。
夫婦は親子に優先。子どもの問題の多くは夫婦関係に起因。
愛し信頼しあう夫婦関係は子どもの健やかな成長の第一条件。
植竹師「こどもは夫婦愛のおこぼれで育つ」
「子どもに対して何ができるか?」でなく「夫婦がどうあるべきか?」が大切。
アピール:子どもになるかをするのでなく、まず夫婦の一致を。
その2:世代間の分離〜「父母を離れ」
聖書的家庭観:親子は分離
上の世代に対して:姑と妻の関係は夫が中心となり明確な世代間の分離を形成すべき。
日本男性のほとんどは隠れマザコン? 妻との一体、親との分離を告知できるか?
自分の下の世代について:子どもは親を離れるべき存在。評価基準は自立。
「何をしてあげるか?」から「何をしないようにするか?」へ。
年齢に応じた自立度を達成していく育て方を。
アピール:上の世代には分離を示し、下の世代は自立に向けて育てる。
その3:性役割の明確化〜「男は・・・妻と結び合い」
聖書的家庭観:男女がそれぞれの役割を持つ。男女それぞれの賜物を活かすべき。
現代において失われがちなのは、父親側の機能。今は第二の母親化?
父親が伝えるべき秩序重視や規範意識の重要さ。
母子家庭や父親不在家庭の困難さ、大切なのは、実在でなく心理的存在。
両親が男女それぞれのモデルを示すことが親の責任では?
水谷家の方針「イエス様信じて、ママのような女性になり、パパのような男性と結婚」?
アピール:自分の立場で与えられた性役割を考え、具体的に活かす努力を。
結論:「子どものために何を?」「私さえ我慢すれば」でなく、健やか家庭形成で家族全体が幸せに。
まず、自分が発信源となり御言葉に従っての実践を!
(説教者:水谷 潔 師 /「小さな命を守る会」代表・日本福音キリスト教会連合春日井聖書教会会員)