柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「天の資産を受け継ぐ」?ペテロ1章3-5節

この手紙を書いたのはイエス様の弟子ペテロと言われています。彼は皇帝ネロの時代にローマで殉教しました。その前にこの手紙は、異教社会の中で信仰の試練に遭っているクリスチャンを励ますために書かれました。


1,賛美の勧め
エス様の救いは、ユダヤから始まり、サマリヤそして地の果てまで伝えられました。今日、クリスチャンの住んでいる世界は様々です。文化も風習も異なります。しかし共通したものがあります。それは賛美です。神をほめたたえることです。私たちは礼拝で賛美をします。なぜ賛美をするのか、それによって私たちに力が与えられるからです。イスラエルの神は賛美の上に座する(詩篇22:3)と言われているのです。賛美を通して私たちが励ましを与えられるのです。
しかもその賛美はただの賛美ではありません。キリストが甦られた復活の賛美です。新しいいのちに生きる喜びを歌うことです。さらには、単にキリストが甦られたことだけではなく、キリストの復活により私たちに新しいいのちが与えられることです。新しいいのちとは何か。復活の体であり、天の御国で生きる新しい栄光の体であると言うことです。それはどのような体であるかはわかりませんが、素晴らしい体であることは間違いありません。 
クリスチャンでハンセン氏病を患った玉木愛子さんは失明し手足を切断した時「目を献げ手足を献げ降誕祭」『毛虫匍(は)えり 蝶となる日を夢見つつ』と句を詠み、天の御国で輝く栄光の体に変えられると希望を持ったのです。信仰の素晴らしさは、何よりも私たちの魂に神様が希望を与えてくださることです。神様は私たちを生ける望みを持つようにして下さるのです。


2,天に資産を持つ
この世で私たちはいろんなものを手に入れることができます。しかし、永遠にあるでしょうか。この世のものは永遠に存在しません。やがては消え去っていきます。
それではどこに希望があるのでしょうか。天の御国にあるのです。そして天に資産を貯えることです。イエス様は地上に宝を蓄えないで天に宝を蓄えなさいと勧めました。宝を蓄えることは何でしょうか。それは、献金であり、イエス様に対する奉仕であると思います。私たちが喜んで献げるものを復活のイエス様は喜んで受け入れて下さいます。それ以上に私たちは天国で驚くべき資産を受け継ぐのです。あなたがたのために天に貯えられているとペテロは証しているのです。彼もそのことを信じ喜んで献げていったのです。


3,神の守り
そのことは私たちの力で行うことができるでしょうか。できません。神の御力が必要です。神様は私たちに、神をほめたたえるように、復活の信仰を持ち続けるように、天での報いを豊に受けることができるようにして下さる方です。
100%神様がそれをして下さいます。それでは私たちは何をなすべきか、あなたがたは、信仰によりとペテロは言いました。信仰によってそれを受け取ることです。信じるなら私たちは希望を持つことができます。そして安心です。銀行にお金を貯めるよりも、天に貯える方が安心です。神様は私たちを守って下さる方です。鉄壁の守りを完全にして私たちを天の御国へと凱旋して下さるのです。


                   (宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)