柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主に信頼する幸い」詩篇84篇10-12節

大変困難な中に、本当に信頼できるものがあるならこれほど幸いなことはありません。
このところには、真の救い主に信頼することの幸いが記されています。


1,神が共におられる幸い

この歌は、神殿で礼拝することの喜びが歌われています。あなたの大庭とは、神殿にある庭を指していると思われます。神殿の地図を見ますと、異邦人の庭や婦人の庭があります。神殿内部はいくつかに区切られ、制限がありました。それでも、神殿の庭にいる方がこの世の中で生活しているよりもはるかに安全であり安心できる心の安らぎの場であると歌われているのです。
ユダヤの国は暑く、太陽の炎熱にさらされることがあったので、天幕は暑さから逃れられる所でした。しかし、そこに悪がはびこっていたらどうでしょうか。争いや嫌なことがあるならそんなところに居たいとはだれも思いません。それよりも、神殿の門のそばに立っている方がずっと心地よいのです。
教会もまた安らぎの場所です。なぜなら、キリストは「すべて重荷を負って苦労している者は私のもとに来なさい。休ませてあげよう」と私たちに語られているのです。私たちは重荷をキリストに委ねて、心に平安と安らぎをいただくことができるのです。


2,神の守り

太陽自身は神ではありませんが、恩恵をもたらします。日が差すと明るくなります。また、暖かくなります。命が成長し、作物にも実りをもたらします。私たちの生活にはなくてはならない存在です。ですからイスラエルの人たちにとっては、神様は最大の守りでした。太陽です、と言うのは、物質的にも大切ですが、まさに心の光、喜びと希望、力を与える存在です。生きる希望がなければ、物質的に豊でも空しいものです。逆に心が満たされていれば、どんな困難に遭ってもくじけることなく、前向きに生きることができるのです。
また、盾です。先週、信仰の大楯を学びました。悪魔から来る火矢を防ぎ、私たちを守って下さるのです。神ご自身が私たちに取っての大楯です。


3,主に信頼する幸い

主は私たちに良きものを与えて下さいます。恵みも栄光も素晴らしいものですが、さらに良きものを与えて下さいます。それは、助け主聖霊です。神様は私たちに御聖霊を遣わされると約束されました。そして、ペンテコステの日聖霊は降られたのです。弟子たちは力を受け大胆に十字架を語りました。そして、大勢のものが悔い改め、バプテスマを受けて救われたのです。神様は私たちにも約束をしておられます。
聖霊は私たちのうちに働かれ、慰めと力を与えて下さいます。困難を乗り越え悪に打ち勝つことができるのです。その方を信じて寄り頼めば恐れることはありません。心は平安に満たされ、勝利することができるのです。何と幸いなことでしょうか。主に信頼し主の大いなる恵みと栄光に与りましょう。


                   (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)