柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「よみがえる信仰」2コリント4章14-16節

今年9月19日は敬老の日です。高齢者を敬い愛することは神様の喜ばれることです。その中にも主は共におられ私たちを祝福してくださいます。


1,神の御前に立つ

人間はやがて死ぬときがあります。私たちは肉体を持って生まれましたが、やがては衰え死ぬときを迎えます。しかし、イエス・キリストを信じる人には希望があります。それは復活の希望です。パウロはコリントの人たちに手紙を書きました。様々な問題があったのですが、信仰によって解決が与えられ勝利することを手紙で教えました。先の手紙でも解決の方法を様々教えていますが、?コリント15章にはキリストの復活のことが記されています。そしてここでも「私たちをもイエスとともによみがえらせ」と出て来ます。私たちの信仰は、キリストがよみがえられた、そして私たちも同じように復活する、そのことを信じるということです。私たちは死んで終ではありません。クリスチャンには永遠のいのちが与えられています。滅ばないのです。人間は死んでから後、裁かれることが定められています。しかし、クリスチャンには弁護して下さる方がおられます。イエス・キリストです。キリストは私たちとともに、神の御前に立って弁護して下さるのです。ですから、私たちは神の裁きを恐れる必要がないのです。「私である。恐れることはない」と言って下さる方がおられるとは何と心強いことでしょうか。そして、神の裁きの後に永遠の御国天国には入れるのです。


2,恵みがますます与えられる

私たちにとって、最も大切なことは命が与えられることです。赤ちゃんが生まれることは嬉しいことです。喜びです。そしてそれは信仰の世界でも、命の誕生の喜びがあります。それは「新生」と言うことです。新しく霊によって生まれることです。それが「あなた方のため」という言葉に表されています。コリントはこの世的に非常に富んだ町でした。しかしそれだけ、神を畏れず、道徳的には退廃し、不品行が行われていた町でした。そこに福音が伝えられ救われる人が起こされたのです。そしてその救いはますます広まっていきました。
ここに「恵み」という言葉が出て来ます。恵みとは、受ける価値がないのに与えられると言うことです。報酬と対照的な言葉です。報酬は働いた分だけもらえると言うのが報酬です。しかし、恵みはそれ以上のものです。悪いことをしていて、罰を受ける、死んでしまう。そんなものが、罪赦され、救われて新しい命、永遠のいのちが与えられる。そればかりか、神の子とされ天国の後継者となった、なんと素晴らしいことかと思います。それが全く、ただで与えられる。それが「恵み」ということです。
神の栄光があらわれる。それはまさに、天国の扉が開かれることです。眩いばかりの光景があらわれる、それが神の栄光です。ステパノはその栄光を見た人です。そして彼は、自分を殺す人たちを赦すことができたのです。


3,内なる人

私たちは人間として生きています。実は人間は二つの部分から成り立っている人と考えられました。外なる人と内なる人です。簡単に言えば、体と心です。体は衰えていきます。しかし、内なる人、すなわちイエス・キリストを救い主として迎えた、信じた心は衰えない、日々キリストの復活の力によって新しくされる。信じる心は滅びることなく、慰めと励ましが日々御聖霊によって与えられ、新しくなるのです。その恵みに私たちは与っています。そのことを感謝し、そして信仰によって勇気が与えられて、神の御国に凱旋させて頂きましょう。


                (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)