柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「神の愛に生きる」ローマ13章8-10節

パウロは、ローマにいるクリスチャンたちに励ましのことばを送りました。それがこの手紙であり、13章にはクリスチャン市民としての心得が記されています。


1,借金をしない

「だれに対しても、何の借りもあってはいけません」とパウロは言いました。借りがあると、その人に正しいことを言えなくなることがあります。悪いことをしても咎めることが出来ない。注意することが出来ない。それ故に、パウロは借りがあってはいけないと言ったのです。
時代は変わっても借りることには注意が必要です。それが元で友情が損なわれることもあります。貸しているのに返してくれない、そのことでいやな思いをすることがあります。もし、人に貸すなら、返してもらえないことも想定に入れて、対処する必要があります。むしろ、困っているなら、愛をもって必要なものをあげることが出来るなら、幸いです。


2,他人を愛する

パウロは愛意外に借りがあってはならないと言いました。逆に言えば、愛することほど素晴らしいものはない、愛の借りがあっても良いし、相手に惜しむことなく愛するなら、何よりも神様は喜んで下さる、他の人を愛する者は律法を完全に守ることだとパウロは言いました。
9節には十戒のことが出てきますが、後半の四つの禁止事項は、人を愛することによって全うできるのです。愛は人に害を与えません。同じ13章でも、?コリントの13章は愛の章と言われています。愛は寛容であり、親切で、人を妬まずと愛の賛歌が歌われています。愛は人を傷つけません。


3,愛の満たし

10節には、愛は律法を全うしますとあります。この、全うするとは、満たすと言う意味があります。愛は満たす、律法を満たす、それだけではなく、私たちの心を満たし、神を喜ばせる。その愛は、私たち人間の愛ではありません。それは、神によって与えられる愛です。
ひとり子イエス・キリストによって与えられました。十字架の愛です。キリストの十字架は、私たちの罪とが、負債をすべて赦し、私たちの傷ついた心も癒やし、その愛で満たして下さいます。愛は律法を全うする、キリストの愛が、すべてを完全なものとして下さるのです。私たちは、このイエス様の愛をいただき、心満たされ、その愛によって隣り人を愛する者とさせて頂きましょう。


       (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)