柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「キリストを輝かせる」マタイ5章14-16節

秋が深まり、日も短くなりました。明かりの大切さを感じます。日の光よりも、たましいの光を持つことの大切さをイエス・キリストは、群衆と弟子たちに語られました。


1,わたしたちは世界の光である

エス様は山の上で、群衆と弟子たちに向かって八つの幸いを語られました。それが3節から10節まで語られています。そして、特に11節に対してその報いが天では大きいとイエス様は言われたのです。問題は、八つの幸いを行うか行わないかと言うことです。イエス様に着いていくものに二つのタイプがあります。一つは群衆です。イエス様の取り巻きです。彼らは確かにくっついていくのですが、ただ見ていて、イエス様に従うとか、イエス様の言われたことを行うという人たちではありません。今で言う野次馬のような存在です。しかし、弟子たちは違います。イエス様に従います。イエス様の言われることを聞き行うのが弟子なのです。私たちはどちらでしょうか。
そして、イエス様は私たちが「世界の光」であると言われました。光は照らすものです。光によって見分けがつきます。そのような存在になれと言われています。
但し、私たちは光そのものではありません。私たち自身が、輝いて光を放つことができるのもではありません。では、どうすれば光を放つことができるでしょうか。
それは、「わたしは世の光である」(ヨハネ8:12)と言われるイエス・キリストを心に受け入れることです。信じることです。そうするならば、まず私たちの心が変えられます。取税人であったザアカイもイエス様を家に迎えて、人生が変わりました(ルカ19:8、9)。私たちも変えられるのです。闇の人生の中にも救いの光が与えられます。人生が明るく、喜びに変えられるのです。まず、光であるイエス様を心の内にお迎え下さい。信じて下さい。


2,光を隠さない

そして、次のことは受けた「光」イエス様を隠さないことです。イエス様が十字架につけられた後の弟子たちは、恐れました。ユダヤ人の指導者を恐れたのです。私たちも人を恐れることがあると思います。人を恐れて心が萎縮してしまうことがあるのです。とするなら、どうすれば私たちはそこから自由になることができるでしょうか。
そのヒントは、イエス様が復活されたときの弟子たちの姿にあります。その晩、恐れていた弟子たちにイエス様はご自身を現されました。復活されたイエス様を見て弟子たちはどうだったでしょうか。恐れたでしょうか。そうではありません。弟子たちは復活のイエス様を見て喜んだのです。「弟子たち主を見て喜べり」です。私たちも復活のイエス様が現れて下さるならどんなに心強いかと思います。イエス様は私たちの心に現れて下さいます。黙示録3章30節に記されているように心を開き、お迎えして親しい交わりを持つことです。イエス様は私たちの心を慰め、恐れを取り除き励まして下さいます。
そして、もう一人の助け主すなわち約束の聖霊は私たちの心に働いて下さり、私たちの心を強めて大胆にして下さいます。あの弟子たちも、ペンテコステの朝、聖霊に満たされて大胆に語りました。何を語ったでしょうか。十字架につけられたイエス・キリストを語ったのです。これ以外に救いはないとはっきり語りました。
それが16節で言われている「あなた方の光」すなわち十字架の救いの光です。それを輝かせて、私たちがキリストに従っていくなら、天の父はあがめられるのです。私たちは、ますます救い主イエス・キリストに赦され愛され心満たされて、真の神様があがめられるような生き方をさせて頂きましょう。


        (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)