柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「主の約束」ヨシュア1章1-7節

 今年最初の主日礼拝です。まず礼拝を通して神様の御前に出られることは神様の大いなる祝福に預かる第一歩です。

 神様はイスラエルの人たちに、約束の地カナンを与えると言われました。このことは私たちも、如何にして神様の祝福を得ることができるのか、大きなヒントが隠されています。いや、御言葉によって神様は私たちに祝福を受け取る秘訣を明らかにされておられます。


1,約束を実行する
 イスラエルの民をエジプトから導いてきたのはモーセでした。しかし彼は、主の命令に従わなかったので約束の地には入れませんでした。その代わり、従者ヨシュアを神様は立てられました。そして彼を用いて、イスラエルの民に約束の地を与えられたのです。1章はその前の段階のことを記しています。まだ約束の地には入っていませんでした。
 ここで神様はヨシュアに命じておられます。一つはヨルダン川を渡ること。そして、足の裏で踏むことを命じられました。ヨルダン川は一つの境です。そこを越えることはある意味、エジプトから紅海を渡ることに匹敵するものです。信仰がなければ渡ることのできないところです。しかし、そこを渡ることによって、神様の約束された地に入ることができるのです。クリスチャン生涯は平坦ではありません。出エジプトが即、約束の地に入れることではないのです。必ず荒野を通らなければなりません。またヨルダンを渡らなければならないのです。信仰を持って渡るところに神様のすばらしい祝福が与えられるのです。
 そしてもう一つ。足の踏むことがあります。信仰は実行しなければ意味がありません。実際に行うことです。レストランの前で、美味しそうな見本を眺めても、おなかいっぱいになることも、味わうこともできません。お店に入って注文し、食べなければならないのです。
 私たちは、神様から与えると約束されたものを確かに受け取っているでしょうか。約束されたら、それを自分のものとすることです。


2,律法を守り行う
 そして神様は、「強くあれ、雄々しくあれ」と2回も繰り返して言っておられます。それは、信仰を要することであり、神様の励ましと力なくして祝福は得られないのです。
 神様の祝福を得るためには絶えず励ましを与えて頂き、そして私たちは神様の命令を守る必要があります。神様が与えられた命令とは何か。モーセを通して与えられた十戒です。要約するなら、「神を愛すること。人を愛することです」それを守り行えと神様はヨシュアに命ぜられました。
 私たちも普段の生活の中で、以下にして「神様を愛し、人を愛することか」考えさせて頂き、そして実行するものでありたいと思います。中々勇気が出ない。しかし神様は「強くあれ、雄々しくあれ」と私たちをはげましてくださいます。絶えず臨在の主が共におられ、右にも左にもそれずに祝福の道を歩ませて頂きましょう。

(宣教者:柏原教会牧師 西本耕一)