柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「燃やされる信仰」黙示録3章14-22節

黙示録は、まだ実現されていませんがやがて起こることがここに記されています。主イエスの愛された弟子ヨハネが最後まで生き残り、パトモス島で書き記し現代の私たちに伝えています。

最初に7つの教会が出て来ますが、この第7番目の教会ラオデキアの教会は現代の教会を現しているとも言われています。

1,なまぬるい

ラオデキアの教会は神様の目から見るなら、生ぬるい―熱くも冷たくもなく、はき出したいような状態であったのです。神様からはき出されたらどうでしょうか。それは、滅びを意味します。心しなければならないことです。
ラオデキアの教会は豊でした。町も、金融・毛織物・目薬と非常に栄えていました。今のトルコにありますが、地震が多い地域です。あるとき壊滅的な被害を受けましたが、自力で復興した町です。経済的には豊かな町でした。ですから、教会も17節にあるように、自分は富んでいると思っていたのです。それは、神に対しては傲慢であり、不遜なものでした。ですから、神様は「わたしの口からあなたを吐き出そう」と言われたのです。吐き出されることは滅びを意味しています。そうならないためにはどうしたらよいのでしょうか。


2,買わなければならない

買うとは代価を払って自分のものにすることです。まず第一は、火で精錬された金―それは、信仰を意味します。迫害を受け苦しめられてもなお救い主キリストを信じる、その信仰を私たちはえなければなりません。第二は白い衣です。それはキリストの贖い、罪の赦しです。ラオデキアは羊毛の山地とくに黒羊の毛皮は高級で金持ちの人が好んで着たようです。それと対照的に、白い衣―十字架の血潮によって罪汚れがきよめられ真っ白になることです。キリストを着る(ローマ13:14)と言うことです。そして第三は目薬を買う。これは、目が見えるようになること、すなわちたましいの目が開かれ、はっきりと神様の御心がわかることです。どのようにして御心がわかるのでしょうか。それは真理の御霊、御聖霊によらなければ私たちは神の御心を知ることはできません。私たちは聖霊によらなければ神を知ることも、神に従うことも、その御心を行うこともできないのです。もし、私たちが生ぬるい生活から脱却したいのなら、火で精錬される信仰、血潮による聖潔、そして御聖霊を自分のうちにいただかなければならないのです。


3,悔い改めてキリストを受け入れる

そして、神様は私たちに熱心に悔い改めることを勧めています。悔い改めるとは、キリストに向きを定めることです。キリストは私たちの心の戸を叩いておられます。もし、私たちが聞いて開けるなら、キリストは私たちと共に食事し交わり、私たちを励まして下さいます。そして、信仰の勝利を私たちに与えて下さるのです。
エリコのザアカイは孤独な人生を歩んでいました。しかし、イエス様を迎え交わったとき彼の心は変えられました。愛に燃え、心から悔い改めて、4倍の償いをし、財産を貧しい人たちに差し上げたのです。彼もまた、取税人・罪人から人生の勝利者、キリストの栄光に与るものと変えられたのです。


           (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)