柏原教会 今週の礼拝メッセージ(要旨)

日本イエス・キリスト教団 柏原教会の礼拝メッセージ要旨

「捨てて従う」マタイ4章18-23節

私たちの日常生活は、科学も発達し文明も進んで豊になってきています。しかし、それがイコール幸せであるとは言えません。そんな私たちにも、喜びのおとずれが伝えられてきているのです。


1,御国の福音の知らせ

エス様が福音を知らせられたのは大都会ではありませんでした。むしろ田舎のガリラヤ地方でした。そこは異邦人のガリラヤと言われたようにユダヤ人からは一段低く見られていたところです。イエス様の救いはまさに上からではなく底辺から行われたのです。
そしてイエス様は、自ら全土を巡って福音を伝えられました。それは2000年経っても姿は変わりません。今もなお救いは、辺境の地困難なところに伝えられているのです。
福音宣教の中心は聖書の御言葉です。イエス様は会堂で教えられました。それは旧約聖書を指しています。旧約聖書は救い主が来られることを告げています。もちろんそのために聖書を使ってご自身の救いを語られたのです。
そして、23節には御国の福音とあります。御国とは王国です。王が支配しているところです。その王とはだれでしょうか。他でもないイエス・キリストが王なのです。なぜなら、キリストが私たちにいのちを与え、養い、守って下さるからです。その御国が近づいた、あなたは救われるとイエス様は語られたのです。
その証しとして、あらゆる病気、あらゆるわずらいを癒やされました。今みたいに病院はありませんでした。医療も進んでいませんでした。そんな中で癒やされることは夢のようだったのです。現代でも不治の病が癒やされるならなんと素晴らしいことだろうかと思います。それは今の時代でも可能です。神にとって不可能はありません。
また、わずらいも癒やされます。今の時代ほど、思いわずらうストレスの多い時代はないと思います。それをもイエス様は癒やされるのです。私たちにいのちを与え、そして養われる神の国は到来しているのです。


2,弟子の選び

そしてそれを、弟子たちに委ねられました。4人の若者が選ばれました。彼らは田舎の漁師でした。しかし、イエス様は人間をとる漁師にすると言われたのです。彼らには、宗教的素養も学問もありませんでした。
一つだけ優れてたものがあったのです。それは信仰です。信じて従う信仰があったのです。ですから彼らはイエス様に人間をとる漁師にすると言われた時、すぐに網を捨てて従ったのです。それが彼らの信仰でした。網を捨てるとは、自分の力で生活することを放棄することです。ヤコブヨハネは父も舟も捨てました。財産も権利も捨ててイエス様に従ったのです。
しかし彼らは、おそらくそれの幾倍も素晴らしいものを与えられたでしょう。マタイ19:29にはそのことが約束され何よりも永遠のいのちを得ることが約束されています。
 私たちもその祝福に預かり、感謝と喜びに満ちた生活をさせて頂きましょう。


        (宣教者: 柏原教会牧師  西本耕一)